癇癪を起こす子どもへの対応法

癇癪

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

小5男子です。子どもがルールを守らないときに、なぜ守らなければならないかを説明するのですが、夫が子供をかばうため、まったく定着せずに困っています。

主に宿題をすることや歯磨きについての注意です。最近では、注意すると被害者意識を持って叫ぶようになりました。

人として当たり前にやらなければならないことを激しく抵抗します。どうしたら良いでしょうか。

子どもが癇癪を起こしてしまっている場合、同じ方法で言い続けるだけでは結局聞いてくれないことが多いでしょう。

無理に押し通そうとすると、関係が悪化してどんどん状況が悪くなることもあります。

もちろん「すぐにでもルールを守れる子になってほしい」と願うのが、親心かと思います。しかし、少し回り道をしてみるのも大事です。

今回は、3つの対応策を紹介します。ひとつひとつ見直してみることで、子どもとの会話をスムーズに進めやすくなるでしょう。

まずは夫婦で話し合いをしよう

夫婦

最初にしてほしいのは、夫婦での話し合いです。相談内容を読むと、子どもとの前に夫婦での意見が食い違っていることがわかります。

旦那さんが子どもをかばうのは「人として当たり前にやらなければならないこと」の基準が相談者さんと違っているからではないでしょうか。

たとえば宿題は、確かにやった方がいいです。しかし「やらないと人として間違っている」とまで言えるかは、人それぞれでしょう。

母親が言っていることと父親が言っていることが違うと、それだけで子どもは混乱します。まずは夫婦間で話し合い、教育方針を一致させましょう。

子どもがルールを守れない理由

頭を抱える

次に考えるのは「なぜ子どもがルールを守れないのか?」です。これには、2つの理由が考えられます。

1つは「親が一方的に押し付けているから」です。親が勝手に「ゲームは1日1時間」と決めても、子どもは守りません。

もう1つは「守りたいと思っているのに守れない」です。たとえば宿題のやり方がわからず、やりたくてもできない可能性もあります。

頭ごなしに叱る前に、まずは守れていない理由を探してみましょう。

なぜ、子どもは癇癪を起こすのか?

癇癪

大人からすると、子どもが癇癪を起こすのは不思議に思えるかもしれません。

しかし、思春期の子どもであっても、まだまだ感情をコントロールすることは難しいです。言いたいことを言葉で説明できないこともあるでしょう。

すると、その状態にイライラしてパニック(癇癪)を起こしてしまうのです。

声のかけ方やタイミング、言う人を変えることで、子どもの受け止め方が変わります。毎回何かを変えてみましょう。

本日のまとめ

笑顔

子どもの癇癪には、いろいろな理由があります。その理由を無視して叱り続けていると、どんどん親子間の関係が悪くなってしまいます。

その結果、さらに親の言うことを聞いてもらえなくなるでしょう。少し遠回りでも、根本的な理由を探し、改善していくことが大切です。

明日ですが、「親も子どもも使える!人間関係の原則」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!癇癪を起こす子どもへの対応法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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