思春期になると、子どもとの会話が噛み合わなくなることがあるでしょう。この原因のひとつが、「子どもの話を聞けていない」ことです。
そこで今回は、子どもの話を聞くコツについて解説しました。ここを意識することができれば、会話が増え、お子さんとの関係が良くなります。
学校での悩み事も相談してくれるようになるため、トラブルの早期解決ができるようになるはずです。
コツ1 良好な親子関係を作る
たとえば、職場に関係のいい上司と関係の悪い上司がいるとしましょう。どちらかに話をしなければならない場合、関係のいい上司と話をしたいですよね。
これと同じで、親子関係が悪いと、子どもは親と話をしたくなくなります。そこで、日頃から良好な親子関係を作る努力をしていきましょう。
子どもが求めていることをできる限りして、子どもが嫌がることはできるだけしないことが大切です。
「勉強しなさい」と言いすぎている場合は、注意しましょう。
コツ2 アドバイスせず共感する
子どもが「友達から嫌な事された」と言ってきたときに、「そういうときは先生に言うんだよ」と真っ先にアドバイスをしていませんか?
このとき、まずは共感をしてあげることが大切です。ほとんどの場合、子どもは親からのアドバイスを求めておらず、ただ話を聞いてほしいだけだからです。
ひたすら共感し、同じ気持ちになってあげましょう。一緒に泣いたり、一緒に喜んだりするだけでも、親子関係は深まっていくはずです。
コツ3 言葉が出るまで待つ
子どもに質問をしても、他のことに集中していたり考えていたりすると、すぐに言葉が出てこないこともあります。
こうした場合も、「どうなの?」「何で答えないの?」と答えを急かすのではなく、少し待ってあげることが大切です。
待ってもなかなか言葉が出てこないなら、簡単な質問に変えるなど工夫しましょう。たとえば、
「今日学校どうだった?」ではなく、「今日学校では何の授業があったの?」というように、答えやすい質問をするよう意識しましょう。
本日のまとめ
思春期になると、子どもとの会話が噛み合わないことが出てきます。
子どもの話を聞くコツは、「良好な親子関係を作る」「アドバイスせず共感する」「言葉が出るまで待つ」です。
ここを意識することができれば、会話が増え、お子さんとの関係が良くなります。
明日ですが、「子どもにイライラしたら離れるのはあり?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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