部屋から出てこない中学生への対処法

部屋の扉

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2男子のシングルマザーです。音を立てて部屋に引きこもり出てこない、宿題が全く手につかない状況で、私も大きな声をあげてしまいました。

仕事後に一緒にやろうと言ってくれていたのにテレビを見たり、ゲームをしたりと思うように進まず、私の方が参ってしまい何もやる気が起きなくなりました。

子供への接し方が分かりません。好きな手料理だけは頑張ってます。話すきっかけも見当たりません。好きなゲームの事をもう少しやってみれば良いのでしょうか。

シングルマザーで、子育てをすごく頑張られていることと思います。それなのに子どもが宿題を全くせず、部屋から出てこないと心配になってしまいますよね。

そこで今回は、こんな状況で親がすべきことや心構えをお伝えしましょう。正しいステップで対応していけば、リビングに出てきてくれるようになります。

その後親子での会話も増え、最終的には宿題にも前向きに取り組んでくれるはずです。

結論:優先順位を考えよう

優先順位

「宿題を全くしない」「部屋から出てこない」などの複数の問題を抱えている場合は、優先順位を考えることが大切です。

今回の場合は、まず部屋から出てこられる状態を作ることが最優先でしょう。そのためには、今の段階では宿題の話をしてはいけません。

子どもがしたくない話をしてしまうと、部屋から出たくなくなるからです。

子どもが部屋から出てきて、親のお願いを多少でも聞ける状態になってから、宿題(嫌なこと)に取り組ませるようにしましょう。

愛情バロメータを上げる

ゲーム

では、どうすれば部屋から出てくるようになるのか。まずは、愛情バロメータをあげることからです。

そこで、引き続き子ども喜ぶ手料理を作ってあげるといいでしょう。また、共通の話題を作るために、子どもが好きなゲームをするのがおすすめです。

実践するのが苦手な場合、YouTubeの動画を見て内容を理解しておくだけでも会話がしやすくなるでしょう。

また、家庭内の雰囲気を良くすることも大切です。できる限り、母親が笑顔でいられるよう意識しておきましょう。

部屋から出られるようになったら?

サポート

子どもが部屋から出られるようになったら、次にちょっとしたお願いを頼んでみましょう。

それも聞いてくれるようになったら、「宿題はどう?進んでる?」というように軽く話を振ってみます。

ここで、もし嫌な顔をしたり無視したりする場合は、まだ宿題の話をする時期ではありません。

話を聞けるなら、親が手伝いながら期日内に宿題を終わらせるようサポートしましょう。

「宿題をしなさい」と叱るのではなく、一人でできるようにサポートすることが大切です。

本日のまとめ

家庭

子どもが複数の問題を抱えている場合、優先順位を決めて対応することが大切です。まずは引きこもりを改善し、宿題の話はその後で進めていきましょう。

引きこもりの改善には、愛情バロメータを上げて、家庭内の雰囲気を良くすることが重要です。

明日ですが、「高校受験対策勉強会を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!部屋から出てこない中学生への対処法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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