先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校は不登校ながらも何とか卒業。大学でできた友達は講義の時間が別々で、「他の人はグループで講義を受けて私は一人で辛い」と言い、大学を辞めたいと言い出しました。
高校では、ゲーセンに篭る、夜に出て行き帰らない等の不良行為の連続でしたが、道山先生の教材や配信を読破して親子の信頼関係を作り、家には帰るようになりました。しかし、不登校再発です。
ご相談のように、不登校の問題は大学生になってからでも発生することがあります。悪化すると、留年や退学にもなるので注意が必要です。
そこで今回は、大学生の不登校に、親はどう対応するべきなのかを紹介しましょう。高校までの不登校とは、対応が少し異なります。
きちんとサポートすれば、お子さんの未来は明るくなるので、試していただればと思います。
まずはさらに愛情バロメータUP
不登校の解決のために、愛情バロメータのUPが効果的なのは大学生になってからも変わりません。
愛情バロメータが高い状態だと、つらいことを乗り越えられるようになります。今回のような、友達がいないストレスなら、これだけで乗り越えらるようになるかもしれません。
そこで、好きな料理を作ったり、子どもの話を聞いたり、趣味に付き合ったりしてみてください。
なお、愛情バロメータが低いと、仮に就職しても転校しても、すぐに辞めてしまうことがあります。つまり、とりあえず転校するだけでは、本質的な解決にならないのです。
「頑張って行きなさい」とは言わない
小中学校とは違い、大学は義務教育ではありません。行く行かないは、本人の気持ちを優先して考えましょう。
「行きたくないなら、無理に行く必要はないよ」「大学を辞めたらどうしたいの?」という感じで、今後の流れを話し合うことが重要です。
何が何でも大学を続けさせようとするのではなく、中退した場合、続けた場合、それぞれの状況でどうするかを考えさせておきましょう。
「せっかく合格したのに」と思うかもしれませんが、最終的には子どもに決めさせることが大切です。
親が提案できる3つの選択肢
大学を辞めた場合、親は子どもに3つの選択肢を提示しましょう。
1つ目は、ほかの大学に転校することです。アルバイトをしながら、通信制大学に転校して通うなどもありでしょう。
2つ目は、就職です。大学中退だと学歴は高卒になりますが、就職先がないわけではありません。一緒にハローワークに行き、就職先を探してみましょう。
3つ目は、起業です。バイトをしながら、必要なスキルを身に付けて起業するのもありでしょう。「誰かに言われたことをする」のが苦手な子には、おすすめです。
本日のまとめ
大学生の不登校を解決する時のポイントは、必ずしも今の学校に通い続ける必要はないと考えることです。
転校、就職、起業などの選択肢も視野に入れながら、今後のことを冷静に話し合うようにしましょう。
明日ですが、「子どもの学力を上げる家庭での接し方3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。