先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中ニ男子の祖母です。小五より五月雨登校です。夏休み中は、パソコン三昧、昼夜逆転、塾欠席で、約束守らず嘘もつく。
課題は手を付けず、小学校からの積み重ね無し。理科は好きだけど、片付け苦手少食で偏食。コミュニケーション能力も低く気持ちを言葉に出せません。
父親は多忙で、母親は別居中で家事子育て苦手なタイプです。私自身も限界です。
最近、祖父母からの相談が増えています。今回の場合、祖父母が親の代わりに子育てを行っており、限界が来ている状態でしょう。
お父さんもお母さんも子育てに関わっていない状態なので、このままいくとかなり危険な状態になる可能性があります。
酷い場合、非行や犯罪に手を染めてしまう可能性もあるでしょう。そこで、この後どのようにすればいいかを解説しました。
今やるべきことを行うことで、子どもの言動は変わります。子育ても楽になり、ストレスも減っていくはずです。
親がいないと子どもはどうなる?
今回の相談者さんのケースは、父親が多忙で子どもに関わる時間がなく、母親は別居中で子どもと接することができません。
そのため、実質的に子どもが「親がいない」状態といえるでしょう。祖父母が親代わりになれれば問題ありませんが、こちらも限界になっています。
つまり、この状態では、子どもが安心して成長できる環境とは言えません。誰からも愛情をもらえないと、愛情不足よりもひどい「愛着障害」を引き起こす可能性があります。
これが続くとさらに状況が悪化し、非行や犯罪に走るリスクも高まるでしょう。では、どうすればいいのでしょうか。
今祖父母がやるべきこととは?
現状では祖母も限界を感じており、祖父母だけでこの問題を解決するのは難しいでしょう。
そのため父親と母親に、再度どうするかを決めさせないといけません。たとえば、
- 父親が仕事を減らして、子どもに向き合う
- 母親に子どもを預けて、愛情を注いでもらう
- 施設などに入れて、他の方に愛情をもらう
仕事を理由に子どもを祖父母に預けっぱなしで何もしないのは、無責任だからです。
子どもは愛情と安心がないと生きていけない
現状お子さんは、パソコン三昧、昼夜逆転、嘘をつく、約束を守らない、課題をしないという状況です。
ただ、誰でも「父親、母親に関わってもらえず、祖父母も限界になっている環境」では、こうなってしまうでしょう。
つまり、愛情不足と家庭の安心感の欠如が改善しない限り、この状態は続いてしまいます。早急に解決することが大切です。
なお、食事やコミュニケーションの問題については、ASDの傾向があるかもしれません。この場合は、一度、専門機関での検査を検討するといいでしょう。
本日のまとめ
子どもの心身の健全な成長には、家庭内での愛情と安心できる環境が何よりも重要です。
祖父母だけでの対応が難しい場合は、両親や専門機関と協力して、適切なサポートを行うことが大切です。
明日ですが、「最速で子どもを自立させる子育て法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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