受験期に家庭教師をやめるのはアリ?

受験勉強

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高2秋から大学受験に向き合うようになり、愛情アップや家庭教師なども契約し、好ましくない友達と距離を置けるようになったのですが、部活引退後にまた付き合うようになりました。

自習室も行かず、本人はマックで勉強していると言います。余裕のない中でお金を工面しているのでショックです。

家庭教師などすべて解約して悪い影響はあるのでしょうか?本人は自力でやれると言っていますが、浪人は勘弁してもらいたいです。

親としては子どもに勉強を頑張ってもらいたいし、できる限り浪人は避けてほしいですよね。

ただし、間違ったサポートをしてしまうと、親子関係が悪化し、勉強や進路どころではなくなってしまいます。

そこで今回は、こういった場合のサポート法をまとめました。

高校生の子育てで意識すべきことがわかっていれば、自ずとやるべきことは見えてきます。将来、夢に向かって進むことができるはずです。

大前提:大学受験は必須ではない

大学

まず知っておいてほしいのは、大学受験は必須ではないということです。

大学に行きたいなら行けばいいし、行きたくないなら無理に行かず働く選択肢もあります。

つまり、親として大切なのは、「勉強したいならお金を出してあげるよ。でも、勉強したくないならしっかり働きなさい」というスタンスでいることです。

今回のように本人もがやめたがっているなら、今すぐ家庭教師はやめさせるべきでしょう。

浪人の費用を払うのが辛い場合

費用

もし受験がうまくいかず、浪人の費用を負担するのが難しいと感じているなら、事前にお子さんに伝えておけば問題ありません。

「もし浪人になったら塾の費用は払えないから、自分でバイトをしながら通ってね」という感じです。

前もって伝えておくことで、お子さんも覚悟を持って受験に取り組むでしょう。

私立大学の費用が払えない場合も「公立なら費用は出せるけど、私立なら奨学金を借りて行ってね」と伝えればいいのです。

高校生の親がやるべき3つのこと

愛情

最後に、高校生の親が意識すべきことを3つお伝えしましょう。1つ目は「愛情バロメータを上げる」ことです。

子どもが高校生であっても、子どもへの愛情はしっかり伝えましょう。これをせずに「言うことを聞かない」と言うのは、おかしな話です。

2つ目は「可能な範囲での資金援助」です。親はできる範囲で、資金援助を行いましょう。

ただし、無理に全額負担する必要はありません。必要であれば子どもがバイトをしたり、奨学金を借りたりすればいいからです。

3つ目は「子どもが求めるサポートをする」ことです。子どもが家庭教師をつけたいならつけるのはいいですが、そうでないなら無理にやらせる必要はありません。

本日のまとめ

勉強

大学受験は必須ではありません。本人が行きたいなら支援し、そうでないなら無理をさせずに働かせる選択肢もあります。

親としては、勉強をしたい子どもにはお金を出すが、そうでない場合は働くよう促すスタンスが大切です。

家庭教師も無理に続けさせるのではなく、子どもの意思を尊重しましょう。

明日ですが、「長期不登校から全日制高校へ合格した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!受験期に家庭教師をやめるのはアリ?

関連記事

  1. 高校受験1週間前に大事なこと

  2. お金

    子どもが友達とトラブル!弁償すべき?

  3. ゲーム

    ゲーム依存で宿題しない子にかける言葉

  4. 塾に通わなくても30日でテストの成績が上がる勉強法実践者から頂いた成果報告(2017年度)

  5. 主婦

    勉強よりも大切なこと

  6. 教師

    秘儀!授業がつまらない先生対策法

  7. カンニング

    子どもがテストでカンニングをしたら?

  8. 継続

    良くなってきている時はそれを継続しよう!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP