先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
現在中学校3年生、4月に高校生になる息子の事で相談させて頂きます。ここ最近反抗期が酷くなりました。
ゲーム以外は何もしないし、親や弟に対して態度が悪くて、本当にどうすれば良いか分かりません。
母親としては精神的にダメージを受けています。
受験を控えているのに急に反抗的になり、ゲームばかりで何もしないと心配ですよね。
ただここで間違った対応をすると、高校生になってもさらに状況は悪化します。ますます手に負えなくなるでしょう。
そこで今回は、「中3受験前に反抗が酷くなる原因と対応法」をお伝えします。
正しく対応をすることで、親子関係の改善や受験の合格につながります。充実した高校生活を送ることができるはずです。
受験前に反抗期がひどくなる2つの理由
中3の受験前になると、多くの子の反抗は落ち着いてきます。もし酷くなっている場合、次の2つの理由が考えられます。
1つ目は「受験によるストレス」です。受験が近づくにつれてプレッシャーが高まり、そのストレスを親に対してぶつけているのです。
反抗期というよりは、「イライラしている」と考えていいでしょう。2つ目は「愛情バロメータの低下」です。
「勉強しなくていいの?」など、親の間違った声かけが積み重なると親子関係は悪化します。
どちらが原因なのかを見極めることが重要です。
受験ストレスが原因の場合の対応法
受験のストレスが原因なら、適切に発散させるサポートが必要です。
まずは子どもの話をしっかり聞き、心のケアを行っていきましょう。勉強だけでなく、適度に息抜きの時間を作ることも必要です。
スポーツが好きなら、身体を動かす時間をつくるのもいいでしょう。ただし、ダメなことには毅然とした対応をしなければいけません。
親や弟に対する暴言や態度の悪さには、「疲れているのはわかるけど、その言い方はおかしいよね」と冷静に伝えましょう。
感情的に叱るのではなく、ルールとしてしっかり指摘することが大切です。
愛情バロメータの低下が原因の場合の対応法
間違ったサポートが原因で親子関係が悪化しているなら、愛情バロメータを上げる必要があります。
これまでの声かけや態度を振り返り、子どものサポートの仕方を見直しましょう。
たとえば「勉強しなさい」と何度も言っていた場合は、「何か手伝えることがあったら言ってね」という声かけに変えるのです。
正しい対応ができれば、勉強のやる気UPにもつながります。しばらくすれば、子どもも落ち着きを取り戻すはずです。
本日のまとめ
受験前に反抗期がひどくなる原因は、「受験ストレス」と「愛情バロメータの低下」の2つが考えられます。
ストレスが原因なら発散のサポートをし、愛情不足が原因なら親の関わり方を見直すことが大切です。
正しく対応すれば親子関係が改善し、受験の成功や充実した高校生活につながります。
明日ですが、「思春期の子が急に落ち着く食事の法則」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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