先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の息子は、中1の春にスマホを与えてからスマホ依存になり、成績も落ちました。昨夏くらいから部屋に持ち込むようになり、深夜1:30まで友達と電話しています。
スマホの約束(23時に終わる、7時に起きる、朝支度をしたらスマホで遊ぶ)を守れず、朝友達が迎えに来ても支度も途中な上すぐにスマホをやめられません。
スマホの約束を確認すると「黙れ」「しゃべんな」と暴言を吐き物に当たります。勉強の話まで到達できません。
最近では中学生でもスマホを持っていることが多く、子どものスマホ依存に悩むことは多いでしょう。
特に、今回のご相談のように、ほかのことに影響が出るほどスマホに依存しているようでは、親としては心配になって当たり前です。
この記事では、子どものスマホ依存の原因と、その解決法について紹介します。お伝えすることを行えば、子どものスマホ依存は解決し、より健康な生活を取り戻せるでしょう。
大前提!関係が悪いと約束を守らない
今回のご相談のように、子どもが決めたルールを守らないのは、親子関係が悪いことが原因であることが多いです。
親子関係が悪いと、子どもは親と決めたルールを守りません。厳しい話ですが、人は嫌いな人とした約束を守ろうと思わないからです。
子どもから他愛のない話をしてこなかったり、親からの簡単な頼みでも聞いてくれなかったりする場合、親子関係に問題がある可能性が高いでしょう。
まずは、子どもと共通の話題を作り、「どうでもいい話」を一緒にできるようになることが先決です。
話ができるようになったら、ルールを再確認
ある程度親子関係が良くなり、話し合いができるようになったらスマホ使用のルールを再確認しましょう。
この時、親が一方的にルールを決めてはいけません。必ず、子どもと一緒にルールを考えましょう。
ある程度は子どもの事情も考えて、現実的に守れるルールにすることが重要です。
ただ、「昼夜逆転や、遅刻はダメ」といった、譲れない点についてはしっかりと伝えましょう。
子どもの暴言には毅然とした対応を
今回のご相談では、ルールを守れないのとは別に、子どもが暴言で対抗してくるという問題がありました。
暴言や暴力については、愛情バロメータが上がる前であっても毅然とした対応をしましょう。
何も言わないと、子どもはそれらを使えば自分の意見が通ると思ってしまうからです。
暴言を吐いた時には「その言い方はダメだよね?」と言いましょう。それで暴れるようなら、一度忠告してから警察を呼ぶまでです。
本日のまとめ
子どものスマホ依存は、親子関係が良くないことが原因になっているケースが多いです。
まずは親子関係を修復し、それからスマホ使用のルールを子どもと一緒に決め直しましょう。暴言には毅然とした対応をしてください。
明日ですが、「受かる人と落ちる人の決定的な差」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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