子どもが受験前なのに勉強しなかったり、昼夜逆転生活で無気力だったりすると、親として不安ですよね。
でも大丈夫です。親の関わり方を少し変えれば、こうした状況を変えることができます。
そこで今回は「無気力だった子どもが合格を勝ち取った事例」を紹介しつつ、無気力な子に親がやるべきことをお伝えしましょう。
間違った対応を続けると、改善どころかかえってやる気を失わせてしまうので注意が必要です。
実際の事例:山田さんのケース
山田さんのお子さんは、中学3年生のころから「学校をやめたい」「〇にたい」と口にするようになりました。
高校に進学した後も、腹痛で学校を休んだり、「学校をやめたい」という発言を繰り返したりしていたそうです。
さらに、お風呂に2~3日入らず、昼夜逆転の生活。無気力な状態が続いていました。
そんなとき、私がオンラインで行っている「思春期の子育てプログラム」に参加されました。
こちらでお伝えしていることをベースに子どもへの向き合い方を変えると、子どもの表情が明るくなって親子の会話が増えたそうです。
また、スマホ時間を自らコントロールできるようになり、お風呂も毎日入るように。昼夜逆転も改善し、志望校に合格することができました。
親が行った3つのサポート
山田さんが実践したサポートは、主に3つです。1つ目は「本人の希望で高校を転校させたこと」です。
子どもが学校に行きたくない理由は「人間関係」だったため、無理に通わせるのではなく、通信制高校への転校を決断されました。
その結果、子どもの心のストレスが減り、前向きな気持ちを取り戻すことができました。
2つ目は「人に迷惑をかけること、人を傷つけること、法律やルールに違反すること(迷傷法)をしっかり伝えたこと」です。
3つ目は「子どもの要求をできる限り聞いたこと」です。犬を飼う、好きな料理を作るといった子どもの要望に応えました。
その結果、親の愛情が子どもにしっかりと伝わり、子どもの心が安定し、無気力が改善。行動も前向きに変わっていきました。
無気力な子どもへ親ができること
上記を踏まえ、子どもがが無気力になってしまった場合、親が意識すべきことは3つあります。
- 愛情バロメータを上げること(子どもの要求をできる限り聞く、嫌がることは無理にさせない)
- ストレスの原因を改善する(学校が合わない場合は転校したり、学校側に相談したりする)
- 一緒に楽しみを見つける(楽しいことが見つかると、毎日が充実し前向きな気持ちになれる)
昼夜逆転や無気力な状態の子どもでも、親の関わり方次第で改善できます。
本日のまとめ
子どもが無気力になっている場合、親の関わり方が重要です。
愛情を十分に伝えてストレスの原因を取り除き、一緒に楽しみを見つけることで前向きな気持ちを取り戻せます。
適切なサポートを続ければ、昼夜逆転や無気力な状態も改善できるので大丈夫です。
なお、山田さんにお伝えしたことは「思春期の子育て無料講座」の中でもお伝えしています。まずはこちらから、参考にしていただけるとお子さんの状況が変わるはずです。
>>思春期の子育て無料講座の詳細はこちら
明日ですが、「中3受験前に反抗が酷くなる原因と対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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