先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3、中1の男子2人の子育て中です。長男が3年前から酷く反抗的になり一年前から親子会話無し。家を乱暴に扱うため、時々乱闘になります。
できるだけ顔を合わせないように時間をずらして生活しています。食事、洗濯など彼に必要な事はやっています。
父、母、弟とも断絶の状況です。高校受験に対しては前向きにやっているようなので、見守っています。
ただ、家を乱暴に扱う事に精神的に追い込まれてしまい憂鬱になっています。
子どもが受験に対しては前向きに頑張っているものの、乱暴な態度や会話がない状態が続く場合は、改善が必要です。
そこで今回は「家で暴れる息子に親がする2つのこと」をお伝えしましょう。
正しく対応することで、子どもの行動がさらに悪化するのを防ぐことができます。家族関係の改善にもつながり、親子ともにストレスが減るはずです。
結論!第三者の力を借りよう
反抗期の子どもへの対応としては、「愛情バロメータを上げること」が基本です。
これが上がることで、親子関係が改善し、子どもも落ち着きを取り戻すからです。
しかし、今回のケースのように「愛情バロメータを上げたくても上げられない状況」では、親だけで解決するのは難しいでしょう。具体的には、
- 子どもと全く関われない
- 親自身が精神的に辛い状態にある
- 子どもが暴れていて、誰かが怪我をする危険がある
どこに相談すべきか?
第三者に助けを求める場合、次の2つの相談先があります。無料で相談できるところと有料で相談できるところです。
このどちらかに力を借るといいでしょう。無料で相談できるところとしては、
「児童相談所」「学校(担任・スクールカウンセラー)」「市の子育て相談窓口」「警察(暴力がひどい場合)」があります。
メリットは、お金がかからないこと。デメリットとしては、対応できる範囲が限られているため、望んでいるようなサポートが得られないことがあることです。
有料で相談できるところとしては、「専門家(例:小井出博文先生、伊藤幸弘先生など)」「全寮制フリースクール」などがあります。
メリットは、より専門的なアドバイスやサポートが得られるため、改善までのスピードが速いこと。デメリットは、費用がかかることです。
緊急度とかけられる費用によって、どちらを選択するかを決めましょう。
発達障害の可能性も考えよう
なお、今回のケースの場合は、ADHD(注意欠如・多動症)の可能性も考えた方がいいでしょう。
単なる反抗期であれば、1年間ずっと親子関係が途絶えたり、家の中で暴れるほどエスカレートすることはあまりないからです。もしお子さんが、
- 衝動的に怒りを爆発させる
- 感情のコントロールが難しい
- 自分の思い通りにならないと強く反発する
そのため、一度専門機関で検査を受けることを検討してみるのがおすすめです。
本日のまとめ
親子関係が悪化し、子どもが暴れ、親も精神的に追い込まれている場合、第三者の力を借りることが最善の対応です。
まずは、児童相談所や学校のカウンセラーに相談するといいでしょう。それでも改善が難しければ、専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
必要に応じて全寮制フリースクールなどの環境を検討することで、子どもが落ち着きを取り戻すことができます。
なお、上記で紹介した小井出博文先生、伊藤幸弘先生であれば、私が直接おつなぎすることができます。
また全寮制フリースクールも、おすすめできるところがある場合は、紹介することが可能です。
必要であれば、個別でご連絡いただければと思います。
明日ですが、「自らスマホ時間に制限をかけて勉強できるようになった方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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