先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子のスマホについての相談です。
クラスの友達から「Temu」というアプリストアで何人か招待すると、無料で6点購入ができると聞き、息子と友達2人で、何度も招待し合っています。(アプリをインストールして招待し、アンインストールして再度インストールして招待するの繰り返しをしてポイントを稼ぐというやり方)
このまま見守っていいのか悩んでおります。こうした誘惑があった時に立ち止まれる力をつけるにはどうしたら良いのでしょうか。
子どもへの誘惑って、様々なものがあります。問題がないものもあれば、危険だったり問題があったりするものもあるでしょう。
そこで今回は、子どものメンタル強くして誘惑に勝つ心を養う方法をお伝えします。
よくない誘惑があっても、子ども自身が我慢できる強いメンタルがあれば、道を踏み外すことはありません。自立した人間になれるはずです。
まずは規約をチェック
今回の相談の場合、はじめに、ゲームの利用規約に違反していないかを確認しましょう。今回の行為が違反されていないなら、無理に止める必要はないからです。
しかし規約に違反している場合、法的なリスクに発展する可能性もあります。
そのため子どもと、なぜその行為が問題であるのか、どのようなリスクがあるのかを話し合うようにしましょう。
なお、こうした話し合いができない場合は、親子関係が良くない可能性があります。
日頃から子どもの好きな料理を作る、話をしっかり聞くなどして、信頼関係を築くことが大切です。
お金を稼ぎたいなら別の方法を提案
今回のようなケースは、お子さんがお金を稼ぎたいという欲求を持っていることが根本的な原因でしょう。これ自体は、悪いことではありません。
きちんとルールを守って行えば、良い経験になります。そのため、お金を稼ぎたいなら、他の方法を提案しましょう。たとえば、
- 学校がバイトOKなら、アルバイトをする(基本は高校生以上)
- メルカリ等のフリマアプリで不用品を売る(規約はしっかり確認する)
- minne等のアプリで、手作りのものを販売する(規約はしっかり確認する)
欲求に打ち勝つ強い心の育て方
楽にお金を稼ぎたい欲求に負けてしまうと、将来法律に違反する可能性もあります。では、どうすればいいのでしょうか?
最初に行うべきことは、「愛情バロメータを上げること」です。これが高ければ、子どもは親を悲しませるようなことはしなくなるからです。
また、「善悪を伝えること」も大切でしょう。子どもがダメなことをしている場合は、その都度繰り返し伝えていくのです。
ただし、それを守れるかどうかは愛情バロメータ次第になります。これら2つを並行して行うことで、子どもは正しい道を選ぶことができるはずです。
本日のまとめ
子どもが規約に違反したアプリの使い方をしている場合、法的リスクになることもあるので注意しましょう。
こうした誘惑に打ち勝つためには、愛情バロメータを上げつつ、善悪を伝えることが大切です。
明日ですが、「頭がいい子の親が使う5つの言葉」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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