先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
長男(20)・長女(17)・次男(13)という構成です。長女は自由奔放な性格で、何かと主人に注意されてきました。
そのせいか、長男次男も娘をけなし、死ねとか消えろなどと言います。
娘(不登校)はもともと友達も多く、そういう言われ方しても跳ね除けていたように私は感じていましたが、不登校になり、そうではなかったのかな?と考えるようになってます。
ひどい言葉は、どのように対応すればいいですか?
兄弟間の暴言があると、親として悲しいですよね。これを放置すると不登校だけでなく、引きこもりや無気力にもつながる可能性があります。
そこで今回は「兄弟間の暴言への対処法」をお伝えしましょう。親としての適切な介入方法や、声のかけ方があります。
正しく対応することで、子どもの心を守りながら、健全な家族関係を築くことができるはずです。
兄弟の暴言への毅然とした対応
兄弟の暴言には、毅然とした対応をすることが大切です。
親が暴言を見て見ぬふりをすると、それが許されると子どもは認識してしまうからです。
たとえば、お父さんが娘を注意している場面で、兄が「お前のせいで…」などと暴言を吐いたとしましょう。
この場合、親は兄に対して「今はお父さんが注意しているから、あなたは黙っていなさい」と伝えることが大切です。
これをしないと、暴言はさらにひどくなります。
原因となる行動にも対応する
ただし、暴言の原因が妹の問題行動にあるケースも考えられます。
たとえば、夜遅くまで外出して家族に心配をかけたり、兄の部屋に勝手に入ったりする行動があるかもしれません。
この場合、兄が怒るのは当然でしょう。こういったケースであれば、暴言自体はよくないですが、怒る理由があることも理解する必要があります。
妹には「遊びたい気持ちはわかるけど、それをすればお兄ちゃんが怒るのは当然。次はやめなさい」と伝えましょう。
親の暴言が子どもに与える影響
親自身が暴言を使っていると、子どもはそれを真似します。お父さんが暴言を吐いていれば、それを見た兄弟も同じように振る舞うようになるのです。
この場合、まずはお父さん自身が変わることが理想的です。しかし、すぐに変わってくれないこともあるでしょう。
そのときは、暴言のターゲットになっている子を守るようにしてください。
暴言が飛び交う場から別の部屋に避難させることや、状況が深刻であれば、お母さんと子どもだけで別の場所に住むことも検討しましょう。
本日のまとめ
兄弟の暴言にはその場で毅然と対応し、気持ちは適切な言葉で表現するよう伝えましょう。
暴言の原因が妹の問題行動にある場合、本人を注意し、ルールやマナーを教えることが大切です。
親自身も暴言を使わないよう心がけ、子どもの安全と家庭環境を守る対応を最優先にしましょう。
明日ですが、「成績(内申点)がおかしいときのクレーム術」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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