お子さんの成績を上げたくて、つい「勉強しなさい」と言ってしまいませんか?
実は、その口出しが逆効果になっているかもしれません。
そこで今回は「勉強の口出しをやめたら、成績はどうなるか?」を、事例を交えてお伝えしましょう。
同じことを実践すれば、お子さんが自ら勉強するようになります。
親子関係も良くなり、家庭の雰囲気も明るくなるはずです。
中村さんの事例
中村さんのお子さんは、部屋に引きこもってタブレット依存の状態でした。
親が注意すると「うるさい」と言って、荒れていたそうです。当然これでは勉強もできず、成績も良くありません。
そんなときに、私が行っている中学2年生向けのオンラインプログラムに参加してくださいました。
その結果、親子関係が改善して、言い争いが激減したそうです。さらにお子さん自ら「塾に行きたい」と言い、成績も上がりました。
元々の状態から考えると、かなりすごい変化です。では、中村さんはどのようなサポートを行ったのでしょうか。
中村さんが実践した3つのこと
中村さんが実践したことは、主に3つあります。
1つ目は「料理を頑張った」ことです。お子さんが食べたいものを聞き、それを作るようにしました。
2つ目は「タブレットのルールを作り直した」ことです。元々タブレットのルールは、親が一方的に決めていました。
しかし、子どもの意見も聞き、ルールを作り直しました。
3つ目は「勉強の口出しをやめた」ことです。勉強のことを言いたくなってもグッと我慢し、口出しする頻度をかなり減らしました。
その結果、親子関係が良くなり、自ら塾に行きたいと言うぐらいやる気も成績もUPしたのです。
なぜ口出しをやめると成績が上がるのか
では、なぜ勉強の口出しをやめると成績が上がったのでしょうか。理由は主に、3つあります。
まず、思春期は自立する時期だからです。親があれこれ言わなくなると、子どもは自分で考えて「このままじゃいけない」と気づくようになります。
次に、愛情バロメータが上がるからです。親が口出ししすぎると、愛情バロメータが下がります。
やめたことで関係が良くなり、勉強のやる気が出てきました。
最後に、反発する気持ちがなくなるからです。親から「やりなさい」と言われると、子どもは反発します。
それをやめることで、自ら勉強しようと思えるようになるのです。
本日のまとめ
勉強の口出しは、子どもが求めているならたくさんしてください。しかし、求めていない口出しはうまくいきません。
口出しをやめることで、子どもの自立が促され、愛情バロメータも上がります。その結果、自ら勉強するようになり、成績も上がっていくのです。
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明日ですが、「子どもの集中力とゲーム時間のバランス」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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