先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
「好きなことをたくさんさせる」ことは、集中力を育む上で大切だというのを見ました。しかし、息子の好きな事はゲームです。
ゲームだとしても好きな物だから長時間やらせても良いのでしょうか。
子どもの好きなことがゲームだと、何時間もやらせていいのか悩むお父さんやお母さんも多いでしょう。
そこで今回は、「ゲーム好きな子どものサポート法」についてお伝えします。間違った対応をしてしまうと、ゲーム依存や昼夜逆転生活につながります。
一方、正しく対応することで、子どもは本当にやりたいことを見つけることができます。集中力も身につき、将来への目標も明確になるはずです。
本当に好きなのか、暇つぶしなのかをチェック
最初に、子どもが本当にゲームが好きなのか、それとも単なる暇つぶしなのかを確認しましょう。
多くの場合、本当に好きなのではなく、他にやりたいことがないからゲームをしている子が多いからです。
では、本当に好きかどうかはどこでわかるのか。明確な目標を持っているかどうかをチェックしましょう。
本当に好きな子は「今月中にこのタイムを出したい」といった具体的な目標があり、それを達成する方法を自分で調べたりします。
暇つぶしの子は、こういった目標はありません。ゲーム以外のことに対しても、無気力なことが多いでしょう。
本当に好きな場合はルールを決めて応援
もしお子さんが本当にゲームが好きで目標も持っているなら、最低限のルールさえ守れば応援してあげましょう。
1つ目のルールは「体調を最優先にする」ことです。昼夜逆転生活をしてまでゲームをしてはいけません。
2つ目のルールは「やるべきことをきちんとやる」ことです。
朝は遅刻せずに学校に行く、宿題は期日を守って提出する、部屋も最低限整理するなどができていれば問題ないでしょう。
これらができていれば、残りの時間でゲームをしても大丈夫です。
暇つぶしの場合は愛情バロメータアップから
では、暇つぶしでゲームをしている場合はどうすればいいのか。まずは、愛情バロメータを上げましょう。
これが上がると気力が出てきて、暇つぶしでゲームをしようという気持ちがなくなります。
そのタイミングで、子どもが少しでも興味を示したことに関連する活動をさせていくことが大切です。
たとえば、シューティングゲームに興味があるならサバイバルゲーム体験をさせましょう。
すると視野が広がり、本当にやりたいことが見つかってきます。
本日のまとめ
子どもがゲーム好きな場合、本当に好きなのか暇つぶしなのかを見極めることが重要です。
本当に好きで目標がある場合は、体調管理とやるべきことをきちんとやるというルールを守れば、やっていてもいいでしょう。
暇つぶしの場合は、愛情バロメータを上げて本当にやりたいことを見つけるサポートをすることが大切です。
明々後日ですが、「家にこもる子どもへの声かけ法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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