勉強したいのに続かない中学生のサポート法

やる気でない

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2の息子。小学生の頃は自学をしていましたが、中学では少なくなり、テスト勉強も課題をこなすのが精一杯で成績も下がっています。

部活も忙しく、空いた時間は友達と遊びに行くことが多いです。先日「勉強もしたいけど、友達と遊ぶのも楽しい、時間制限までスマホも見たいし、見終わると眠くなる」と教えてくれました。

私はこの「勉強もしたいのだけど」に対して、どのように答えて、どのように行動したらいいでしょうか。

子どもが「勉強したい」と言うのに行動が伴わないと、どう対応したらいいか悩みますよね。

そこで今回は、「勉強したいのに続かない中学生のサポート法」をお伝えしましょう。

間違った対応をすると親子関係が悪化し、ますます勉強しなくなります。正しく対応することで、子どもは自分から勉強するようになり、成績も上がるはずです。

結論!真剣に受け止めない

叱る

まず、「勉強もしたい」という言葉を真剣に受け止めないようにしましょう。

本心の部分もあるとは思いますが、8割程度は「お父さんお母さんが喜ぶから」「勉強したくないと言うと親がイライラするから」という理由で言っています。

真剣に受け止めると、対応を間違えます。たとえば、こういった言葉を言った翌日に、子どもがスマホを見ていたとしましょう。

すると「昨日勉強したいって言ってたでしょ!」と怒ってしまいます。これは、やってはいけない行動です。

基本は脇役サポートをしよう

愛情

では、どうサポートすればいいのか。まずは、愛情バロメータを上げることから始めましょう。

勉強以外の会話を楽しくして、良好な親子関係を作ってください。次に、やるべきことができているかをチェックします。

絶対にやらないといけないのは、宿題です。これができていれば、問題ありません。

最後に、脇役サポートを行います。「お母さんに手伝えることがあったら言ってね」と伝え、見守りましょう。

本当に「勉強したい」と思わせるには?

目標

子どもが勉強よりも友達やスマホを優先するのは、勉強のやる気がないからです。

友達と遊ぶよりも勉強したいと思えるようになれば、行動は変わります。そのため、動機づけが必要です。

たとえば、心の底から行きたいと思える進路や高校を一緒に見つけましょう。

これが見つかると「この高校に入れなかったらまずい」と思い、勉強を頑張ろうと思えます。

また目標とごほうびを決めるのも効果的です。

「友達と遊ぶよりも頑張っていい点数を取ってごほうびをもらいたい」と思えるようなり、やる気が出てきます。

本日のまとめ

勉強する

「勉強したい」という言葉を真剣に受け止めすぎず、脇役サポートの姿勢で見守ることが大切です。

愛情バロメータを上げ、宿題などやるべきことのサポートをし、動機づけを行いましょう。

中2の場合はすぐに変わらないこともあるため、焦らないようにすることも大切です。

明後日ですが、「ひとりぼっちが怖い子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!勉強したいのに続かない中学生のサポート法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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