先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学3年の男児で発達障害です。父親のことが大嫌いで、暴言吐いたり、パパやお父さんとは呼ばず、オジサンと言ってます。なんとか親子関係を改善したいです。
乳幼児期からの付き合い方で、子どもがどちらかの親のことを嫌うことはよくあります。
ただ、親子関係が悪い状態では話を聞いてもらうことも難しいなど、いろいろと問題があるでしょう。
この記事では、子どもが父親を嫌いになってしまう理由と、その改善の方法を紹介します。子どもとうまく向き合うことで、親子の関係も改善できるでしょう。
なぜ嫌いなのかチェック
最初に、なぜ子どもが父親のことを嫌いなのかをチェックしましょう。発達障害の子は、みんな父親が嫌いになるわけではありません。どこかに必ず原因があります。
よくある理由は、子どもにとって大好きな母親が、父親のことを嫌いというケースです。好きな母親が嫌っている人は、自分も嫌いになることはよくあります。
また、父親が子どもが嫌がることを言っている可能性もあるでしょう。繰り返し嫌がることを言っていると、当たり前ですが子どもは会話をしたくなくなります。
ほかにも、小さいころに手を出していたら、子どもから嫌われます。
一番多い原因は「嫌なことを言っている」
父親が子どもに嫌われる理由の中で、最も多いのは「子どもが嫌がることを言っている」です。
普段はあまり会話をしないのに、話すたび勉強の話ばかりしていると嫌われます。
また、自分の中のルールを子どもに押し付けるのもよくないです。昭和初期の家庭にあったような「風呂は絶対に父親が最初に入る」みたいなルールを作ると嫌われます。
こういった嫌われる原因を見つけて、なくしていくのが関係改善の最初のステップです。表情や言葉遣いなどにも気を付けましょう。
関係がこじれないように母親がフォロー
子どもと父親の関係とはいえ、母親もできる限りフォローしましょう。
まずは、絶対に父親の悪口を言わないようにします。前述したように母親が言っていると、自分も言っていいと子どもは思うからです。
また、さりげなく父親のいいところを子どもに伝えるのもいいでしょう。「お父さん、この前の試合のプレーすごく褒めてたよ」などです。
加えて、何かを注意する時は母親がするようにします。暴言などの「してはいけない」ことは、母親からしっかり指導しましょう。
本日のまとめ
子どもも、理由なく父親を嫌いになるわけではありません。まずは、どんな理由で関係が悪化しているのかをチェックしましょう。
理由が分かったら、まずはそれを解消していきます。嫌なところがなくなれば、関係は自然と改善していくでしょう。
明日ですが、「不登校になりやすい家庭の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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