全く勉強しない中2への対応法

中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2の息子は、やる気がありません。テスト範囲が発表されても勉強しません。机に頭沈めたままで、私もたまりません。

テスト前になっても全く勉強しない状態だと、イライラしてしまいますよね。

そこで今回は、「全く勉強しない中2への対応法」について解説しましょう。無理にやらせようとすると、逆効果です。

子どもの気持ちを理解した対応をすれば、中3になったときにしっかり頑張れるようになります。受験の成功にも、つながるはずです。

大前提!中2は一番勉強しない時期

親子

まず理解していただきたいのは、中学2年生は一番勉強しない時期ということです。

そのため、中2で無理に勉強させようとしても上手くいきません。それどころか、愛情バロメータも下がってしまいます。

そうなると中3以降、本当にやる気を出してほしい時期に勉強しなくなってしまうでしょう。

これが一番のリスクです。そのため、「やれればラッキー」くらいの気持ちでサポートすることが大切です。

どうしてもやる気を出させたいなら

愛情

前提を理解した上で、どのようにやる気を引き出していくのか。基本的には、次のステップで進めていきましょう。

ステップ1は「愛情バロメータUP」です。愛情バロメータが上がれば、子どもは親の話を聞けるようになります。

子どもが嫌がること(例:無理やり勉強させる)をやめて、子どもが求めること(例:好きなご飯を作る)をできる限り行いましょう。

ステップ2は「動機付け」です。子どもが、自然と勉強したいと思えるような声かけをしていきましょう。

中2の場合は、進路を決めてもまだやる気に結びつかないことが多いです。そのため、ちょっとした目標とごほうびを一緒に決めてみるといいでしょう。

ステップ2までやっても勉強しないときは

ご褒美

まずは、ここまでやってみます。それでやる気が出なければ、無理にやらせようとせず、少し様子を見ましょう。

その間は、引き続き愛情バロメータを上げてください。その上で、テスト前になったら定期的に、ごほうびと目標の話をしてみるのです。

これを続けていくと、どこかのタイミングでやる気が出てきます。とはいえ、もしやる気が出なくても大丈夫です。

愛情バロメータが高い状態で3年生になり、心の底から行きたい進路が決まればやる気が出ます。そのタイミングまで待つ形でもいいです。

本日のまとめ

親子

中学2年生は、最も勉強しない時期です。無理にやらせようとすると愛情バロメータが下がり、中3が大変になります。

そのため、まずは愛情バロメータを上げ、動機付けをしてみましょう。それでも勉強しない場合は、無理せず同じことを繰り返してください。

「勉強してくれればラッキー」くらいの気持ちで見守ることが大切です。

明日ですが、「アクティブ進路を決めた結果、やる気に火が付いた事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!全く勉強しない中2への対応法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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