兄弟で問題行動があると、子育てのやり方が間違っているのではないかと不安になりますよね。でも、大丈夫です。
適切なサポートをすれば、短期間で改善することができます。そこで今回は「兄の暴言と妹の不登校が改善した事例」をお伝えしましょう。
同じように対応すれば、お子さんの問題行動を改善することができます。親子関係も良好になり、家庭みんなが笑顔になるはずです。
大島さんの成果報告
大島さんには、2人のお子さんがいます。高校2年生のお兄さんは発達障害のグレーゾーンで、衝動的に暴言を吐いたり家のものを壊したりしていました。
小学校6年生の妹さんは起立性調節障害で、朝なかなか起きられず不登校になっていたそうです。
そんな時に、私が行っている思春期の子育てをサポートするオンラインプログラムに参加してくださいました。
お伝えしたことを実践した結果、兄の暴言がなくなり、暴れることも減って穏やかになりました。
さらに妹も、多少遅刻はあるものの、きちんと毎日学校に行けるようになったそうです。
親が行った3つのサポート
なぜ、兄弟の問題が一緒に改善できたのか。大島さんが行ったことは、3つあります。
1つ目は「しなさい言葉をやめた」ことです。早くお風呂に入りなさい、早く勉強しなさいなど、命令や指示をやめるよう意識しました。
2つ目は「できる限り子どもの要求を聞くようにした」ことです。赤ちゃんの世話をするような感覚で子どもに向き合ったそうです。
3つ目は「興味を否定しないようにした」ことです。動画やゲームの話を否定せずにしっかり聞いて質問をしたり、一緒にやったりしました。
発達障害も暴言も不登校も改善する方法
では、なぜ3つの方法で改善したのでしょうか。答えは「愛情バロメータが上がったから」です。
愛情バロメータが上がると、子どもは親の愛情を感じるようになります。
その結果、好きなお父さんお母さんに対して暴言を吐いたり、物を壊したりすることが良くないと改めて理解できるのです。
一方愛情バロメータが低い場合、ダメだとわかっていてもイライラし、暴れてしまうのです。
また愛情が届くと、気力が出てきます。すると、朝もスムーズに起きられるようになるのです。
その結果、発達障害が落ち着いたり、不登校が改善したりしました。
本日のまとめ
子どもの暴言や不登校は、愛情バロメータを上げることで改善できます。
子どもが嫌がることをやめ、子どもの要求を聞き、子どもの興味に関心を持つことを意識しましょう。
短期間で親子関係が良好になり、問題行動も改善するはずです。
明日ですが、「勉強中のスマホの制限法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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