勉強中のスマホの制限法

スマホ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学三年男子、休みの日はずっとスマホを触っています。

宿題をする時もずっと触りながら勉強するので、別室に置くか、離して置いておくよう言いますが全く聞きません。

受験生なのに親が焦るばかりです。どう伝えたら勉強中は消してもらえるでしょうか?

受験生なのにスマホばかり触って勉強しない子を見ると、イライラしますよね。でも、大丈夫です。

正しく対応すれば、子どもは自然とスマホを我慢できるようになります。

そこで今回は、「勉強中のスマホの制限法」について解説しましょう。

スマホを無理やり、取り上げる必要はありません。真剣に受験勉強に取り組むようにサポートすれば、親の負担も減ります。

スマホを規制すべきタイミング

スマホ

そもそも、子どものスマホを制限すべきタイミングは、2つあります。

1つ目は、生活リズムが乱れているときです。夜中までスマホを触って昼夜逆転生活になっていると、いずれ体調を崩してしまいます。

これは放置してはいけません。2つ目は、宿題などのやるべきことができていないときです。

この2つに当てはまるときは、子どもと話し合って規制を考えましょう。今回の相談では、スマホを触りながら宿題をしているとあります。

たとえスマホを触りながらでも宿題を終わらせているなら、子どもからすると「やるべきことはやっている」と考えています。

この状態では、制限することは難しいです。この場合、志望校を明確にすることでスマホを我慢させるようにしましょう。

スマホを我慢して受験勉強させる方法

進路

そこで最初に、アクティブ進路(子どもが心の底から行きたいと思える進路)を決めましょう。

これが決まると「勉強しないとその学校に入れない」と思うようになります。

その結果、スマホを我慢してやらないといけない気持ちが出てくるのです。

これが決まったら、学習サポートをしましょう。勉強がうまく進まないとやる気がなくなり、スマホを触ってしまうからです。

勉強の仕方やわからない問題の解き方を教えてあげましょう。

全部やってもスマホを触るときは?

中学生

上記の方法をやっても、スマホから離れられない子もいます。この場合、志望校が「スマホを我慢してでも入りたい学校」ではない場合です。

たとえば偏差値50の実力があるのに、47の学校で十分だと思っている子などです。この場合は、本人が一番行きたい学校に行けばいいでしょう。

無理やりスマホを取り上げて偏差値55の学校に入れても、いずれ授業についていけなくなるからです。

「今のペースだと47の学校も危険だよ」ということだけ伝え、あとは本人に任せましょう。

これでも子どもがスマホを触りながら勉強をして、万が一志望校に落ちてしまったとしても、それは本人の責任です。後悔をバネに大学受験は頑張るでしょう。

本日のまとめ

サポート

スマホの制限は、生活リズムが乱れたり、やるべきことができていないときに行いましょう。

受験勉強は制限ではなく、アクティブ進路を決めて、学習サポートをする形でサポートすることが大切です。

明々後日ですが、「D判定から逆転するために必要なこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!勉強中のスマホの制限法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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