先日、こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3受験生の母です。先日の第一回目の模試でD判定でした。本人は目指していると言ってますが、勉強も本当にしているのか、勉強の時間も全然足りてないように感じます。
英語と社会が苦手で、暗記も大の苦手で、ついつい勉強しなさいと言ってしまいます。あと数ヶ月、親にできる事は何でしょうか?
また、残された時間で効率的な勉強の仕方はあるのでしょうか?せめてB判定までもっていきたいです!
模試でD判定が出ると、心配になりますよね。でも、大丈夫です。正しい対応をすれば、A判定まで上げることも可能です。
そこで今回は、「D判定から逆転するために必要なこと」について解説しましょう。
正しい方法で取り組めば、スムーズに志望校に合格できます。親のストレスも軽くなるでしょう。
やるべきことができているかチェック
まずは、親がやるべき3つのことができているかチェックしましょう。1つ目は「愛情バロメータUP」です。これが低いと、やる気は出ません。
お子さんと学校で起きたことや好きなyoutubeのことなどを話せるか、チェックしましょう。話せるなら、クリアです。
2つ目は「高校リストを作ること」です。現在D判定ということは、偏差値が上がれば行ける高校ということです。
この学校以外にも、今の偏差値でも行ける学校と下がっても行ける学校を見つけておきましょう。決めておくことで、安心して受験できます。
3つ目は「学習サポート」です。いくらやる気があっても、何をやればいいかわからなかったら勉強できません。
お子さんに勉強のやり方を教えたり、わからない問題が出てきたら教えたりしましょう。ただしお子さんが嫌がっているなら、無理に伝える必要はありません。
全てをやっても勉強しない時は?
3つのことを全てやっているのに勉強しないなら、無理にやらせる必要はありません。今の偏差値で進学できる学校に行けばいいでしょう。
無理やり勉強させる方法もありますが、合格しても高校でついていけなくなります。そうなるくらいなら、実力に合う学校に行った方がいいです。
そもそも勉強しないのは、本気で偏差値を上げて入れる学校に行きたいと思っていないのでしょう。今の偏差値で入れる高校でも十分と、思っているわけです。
だったら、その気持ちを尊重してあげましょう。最終的にどこに通うかは本人が決めることなので、親が無理やりやらせる必要はありません。
効率のいい勉強法とは?
3つのサポートをしっかりやって、子どもが本気で勉強したいと思ったら、できるかぎり合格させたいですよね。
そんな時は、まずは、やっていることが合っているかをチェックしましょう。たとえば、偏差値60の高校を目指すとします。
この場合、目標にあった勉強をしましょう。偏差値70以上の学校を目指す勉強や40くらいを目指す勉強をしても、結果は出ません。
次に、勉強時間が足りているかもチェックしましょう。たとえば偏差値60を目指すなら、平日3時間、土日は5〜6時間は必要です。
足りてないと、結果は出ません。勉強のやり方と勉強時間があっていれば、今からでもA判定を取ることは可能です。
本日のまとめ
D判定から逆転するには、親がやるべき3つのことができているかをチェックしましょう。愛情バロメータUP、高校リスト作成、学習サポートです。
それでも勉強しない場合は、子どもの気持ちを尊重して今の実力で行ける学校を選びましょう。無理やり勉強させても、進学後辛くなります。
本気で勉強したい場合は、正しい勉強法と十分な勉強時間が必要です。この2つが合っていれば、必ず偏差値は上がります。
明後日ですが、「中2の子どもの学習サポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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