先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
無事第一志望高校に合格する事ができました!ありがとうございました。
合格したのに関わらずご相談なのですが、息子が自分の学力と通い易さで決断した高校にも関わらず、学ランが嫌だ!校舎が古い!
と文句言いだし、そんな事を言う息子にガッカリでした。喜びも半減してしまいました。
中学校から行く男友達も誰一人といなくて、女子しかいないので、それについても言ってます。
こういう子供にはどう対処していけば良いのでしょうか?
高校受験だけでなく、中学受験や大学受験においても、入学オリエンテーションなどに参加して「想像と違っていた」ということはよくあります。
そんなとき、お父様お母様はどのようにサポートしていったら良いのでしょうか?行うべきサポートが2つあるので解説します。
今回の流れでサポートをしていけば、この問題はしっかりと乗り越えられると思うので大丈夫です!
目次
一番の原因は、進路選択のミス
通常、進路選択がうまくいっていれば、第一志望に合格できた時点でその子の人生は95%成功していると言えます。
なぜなら、自分で行きたい学校を選んで、そこに通いたいという希望が叶っているからです。自然と入学してからの高校生活も楽しくなります。
今回、合格したと同時にこういう状態になってしまったのは、進路選択が失敗しているからです。
もし今後、お子さんが受験を行っていく場合は、今回の相談者の方のようにならないように、しっかりと進路選択をすることが大事です。
なお、失敗しない進路選択の方法は、毎年4月におこなっている「高校受験やる気UP勉強会」で解説しています。
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進路選択失敗後にできる2つのサポート
進路選択のミスが原因と言ったところで、過去に戻って進路選択をやり直すことはできません。そこで、今からできる2つのサポート法をお伝えします。
ステップ1 次の選択肢を提案しよう
まずやるべきことは、通信制高校への入学や就職、転校といった「次の選択肢の提案」です。そもそも高校は義務教育ではないので、無理に行く必要はありません。子どもが「行きたくない」と言っているなら、「無理に行かなくていいよ。次の選択肢を考えようか」という姿勢でサポートすることが重要です。
こういった姿勢で子どもに接すると、「お父さんやお母さんは、自分のことを考えてくれてる」と子どもは感じます。すると、子どもはイライラした感情がリセットされます。
その結果、本当に行きたくないのか、感情的に言っているだけなのかを、冷静に考えることができます。
いちばん良くないのは、「無理矢理行かせること」です。中学生の不登校を解決するときと同じで、これだと子どもは反発します。
ステップ2 後は無条件の愛で見守ろう
ステップ1の声掛けをすると、子どもは学校に行かなくなるかもしれません。ただ、どんな状態であっても、親は子どもを無条件の愛で見守ることが大事です。無条件の愛が子どもに伝わると、「とりあえず1日だけでも行ってみようかな」と気持ちが変わるかもしれません。
入学式に行ってみたら、「案外楽しかった」と感じて次の日も登校するかもしれません。「通信制に行くくらいなら、今の学校でとりあえず頑張ってみよう」という気持ちになるかもしれません。
行きたくないと言っているときに無理に行かせようとすると、今度は「お父さんやお母さんは自分の気持ちを分かってくれない」という理由で学校に行かなくなります。
そうなるくらいなら、まずは無条件の愛で見守ってあげましょう。
本日のまとめ
受験に合格しても、入学するまでの間に「やっぱり行きたくない」と思う子は多いです。それは、進路選択に失敗していることが原因で起こります。
進路選択に失敗した後でできるサポートは、「次の選択肢を提案すること」「無条件の愛で見守ること」の2つです。子どもの気持ちが一旦リセットされると、再度冷静に考えることができるからです。
なお、もしお子さんに兄弟がいる場合は、同じ失敗をしないようにしましょう。進路選択がしっかりとできれば、子どもは進学と同時に楽しい3年間を送ることができます。
次回ですが、「短期間で中1と中2の内容を復習する方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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