先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子は、不登校で現在中3です。今学期は3日間行きましたが、続きません。このままでは受験が心配です。
夫婦の足並みを揃え、過干渉も止め、親子関係も良くなりましたが、勉強意欲まではいかず、1年間勉強していません。
勉強意欲をもつ為に、親はあと何をしたらいいのでしょうか?
子どもが中3で不登校、勉強もしていない状態だと親は不安ですよね。ここからどのように勉強をさせて、受験対策をしていけばいいのでしょうか。
そこで本日は、不登校の子の勉強の遅れを取り戻す方法や、受験対策について解説します。
きちんとサポートすれば、高校からうまく再スタートを切ることができるでしょう。将来の夢ややりたいことにも近づくはずです。
現在の愛情バロメータチェック
はじめに、今の愛情バロメータをチェックしましょう。愛情バロメータとは、親の愛情が子どもにどの程度届いているかを表す数値です。
親子で、他愛のない話し合いはできますか?これができないなら、愛情バロメータは低いということです。
子どもの話をしっかり聞いたり、子どもの好きなご飯を作ってあげたりするなど、子どもの望むことを行っていきましょう。
また、受験の話はできますか?できないなら、少しずつ勉強や受験に関する話題を振って、話題に慣れさせていくことが大切です。
親子で一緒に進路を決めよう
他愛もないことや受験の話ができるようになったら、親子で一緒に進路を決めていきましょう。
ただし、この時期から勉強を始めて、大幅に偏差値を上げるのは難しいです。そこで今の成績でも行ける志望校を、一緒に探していくのがいいでしょう。
子どもの夢ややりたいことにつながり、行きたい条件をできるだけ満たすところを一緒に探すことが大切です。
欠席日数が多かったり、オール1だったりしても行ける高校はあります。親が候補を見つけて、一緒に見に行くと決まりやすいでしょう。
勉強の重要性を伝えよう
志望校が決まったら、進学までの残り時間でできる勉強をしていきましょう。
このときに、なぜ勉強が必要かを伝えてあげてください。目的が見つかれば、勉強できるようになるからです。
「中学の内容が全く分からないと、高校に入ってから大変だよ」
「高校に入るとすぐに勉強が始まるから、基礎だけでもやっておこうか」という感じです。
1日15分でもいいので机に向かう習慣をつけておくことで、高校での再スタートがしやすくなるでしょう。
本日のまとめ
子どもが中3で不登校、そして勉強もしていない状態でも行ける高校は必ずあります。
まずは愛情バロメータを上げた上で、子どもとともに進路の話し合いをしましょう。
進路が決まったら、子どもに勉強の目的を伝え、進学までの残り時間でできる勉強をしていくことも大切です。
明日ですが、「オール5をとる子の親だけが知っていること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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