先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どもが「やってほしいこと」を言わない場合、どう対応すればよいでしょうか。
たとえば駅までの送迎など、親が察して「送ってあげようか?」と声をかけてもいいのか迷っています。うちの子は人に頼るのが苦手な性格です。
そのため、あえて親から声をかけずに、子ども自身が「お願い」と言うまで動かないようにしています。人に頼む力を身につけてほしいです。
子どもが自分から要望を言ってくれないと、どう対応すべきか悩みますよね。
そこで今回は、「要望を言えない子どもへのサポート法」について解説しましょう。
スムーズな対応をすれば、親子の信頼関係が深まります。子どもが自分の気持ちを伝えられるようになり、将来の人間関係づくりもスムーズになるはずです。
言いづらい雰囲気になっていないか

子どもが要望を言えない理由は、主に環境にあります。
親が忙しそうにしていたり、機嫌が悪かったりすると、子どもは声をかけづらくなるでしょう。
保健室の先生は、忙しくても生徒の前では暇そうにしています。これは生徒が相談しやすい雰囲気を作るためです。
親も同じで、子どもの前では少し余裕がある姿を見せることが大切でしょう。
問題なければ、聞いてあげてOK

家庭の雰囲気に問題がなければ、子どもが頼りにくい性格なだけかもしれません。この場合は、親から声をかけてあげて大丈夫です。
たとえば送迎など、喜びそうなことは親から提案しましょう。「雨だから、送ってあげようか?」「夜食作ろうか?」などです。
遠慮がちなタイプの子は、親が察して声をかけると喜んでくれます。
ただし、本当に嫌がっている場合もあります。その場合は無理に勧めず、「必要だったら言ってね」と伝えるだけにしましょう。
人に頼む力のつけ方

人に頼む力をつけるには、まず愛情バロメータを上げることが大切です。他人を信じられるようになるため、人に頼りやすくなります。
次に、親も他人を頼る姿を見せることです。学校の先生や祖父母に上手にお願いする姿を見せると、子どもも真似するようになります。
最後に、子どもが何かを頼んでくれたら、喜んでお礼を伝えましょう。
わざわざ言ってくれてありがとうと伝えれば、子どもは嬉しくなります。「次も頼んでみよう」という気持ちになるはずです。
本日のまとめ

子どもが要望を言えない理由は、親が忙しそうだったり、機嫌が悪かったりする環境にあるかもしれません。
まずは、子どもが話しやすい雰囲気を作りましょう。性格的に頼りにくい子は、親から声をかけてあげれば大丈夫です。
人に頼む力をつけるには、愛情バロメータを上げ、親も他人を頼る姿を見せることが効果的でしょう。
明後日ですが、「反抗期の息子にご飯は作り続けるべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ






































































































































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