逆ギレするADHDの子どもへの対応法

ADHD

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

父子家庭で高校一年のADHDの一人息子の相談です。中学から塾、部活などの時間が守れず、時間が過ぎてもモタモタ用意しています。

それを見てイライラして注意すると逆ギレされ、いつも喧嘩になって子供が暴言吐き、時には手もあげてきます。

児相にも相談していますが改善されません。アドバイスお願いします。

ADHDの子どもが暴言を吐いたり手を上げたりすると、どう対応したらいいか悩みますよね。

そこで今回は、「逆ギレするADHDの子どもへの対応法」をお伝えしましょう。

間違った対応をすると、お互いの関係がさらに悪化してしまいます。正しく対応することで、子どもの暴言や逆ギレが減って親子ともに楽になるはずです。

専門家への相談が最優先

精神科

今回の相談者さんの場合、まずは相談先を見直しましょう。児童相談所は、非行などのタイプの子の見守りをするのが主な役割です。

ADHDは、発達障害です。そのため精神科や心療内科、または公認心理師の資格を持った先生に相談した方がいいでしょう。

過去にサポートした方の中には、精神科で落ち着くような薬や漢方、プロテインなどを処方してもらい症状が改善したケースがあります。

小井出先生のような公認心理師のカウンセリングで、子どもが落ち着くこともありました。

暴言や手を上げる行為がADHDの症状の一環で出ている場合、まずは専門的なサポートを入れることがおすすめです。

子どもの気持ちを理解する

悩む中学生

ADHDの子は、全員暴言を吐くわけではありません。ADHDでなくても暴言を吐く子はいますし、ADHDでも暴言を吐かない子もいます。

では、この違いは何か。子どもが暴言を吐くのは、自分の気持ちを理解してもらえないときです。

大人は言葉で説明できますが、言葉で表現するのが苦手な子もいます。

時間が過ぎてもモタモタしているとしても、お子さんは「俺は俺なりに頑張っているのにうまくいかない」とい悩んでいるかもしれません。

こういった気持ちを理解した上で、改善策を一緒に考えることが大切です。

3ステップで対応を変える

愛情

家庭でできる対応として、3つのステップを意識しましょう。まず、愛情バロメータを日頃から上げておいてください。

愛情バロメータが低いと、どんな対応をしても子どもは暴言を吐きます。そのため、子どもの正常な要求をできるだけ聞いてあげましょう。

次に注意ではなく、サポートをするようにしてください。「いつまでやってるんだ」ではなく「最近間に合わない時が多いよね。明日から手伝うよ」と声をかけましょう。

最後に、年齢による期待をやめることです。「もう高校生なんだから時間ぐらい守れるでしょう」という考えを捨てましょう。

年齢は関係なく、できないことはできるようになるまで手伝うことが大切です。これらを意識すると、少しずつ症状が落ち着くと思います。

本日のまとめ

サポート

逆ギレするADHDの子どもには、まず専門家への相談が重要です。精神科や公認心理師に相談し、適切なサポートを受けましょう。

家庭では子どもの気持ちを理解し、愛情バロメータを上げてください。注意ではなくサポートをし、年齢による期待をやめましょう。

明後日ですが、「ギフテッドの不登校の子に親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!逆ギレするADHDの子どもへの対応法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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