先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小5の息子は、こちらが指示しないと時間を守れません。声さえかければ動きますが、学校や習い事の決まった時間に自ら時計を見て用意して出発する事が苦手です。
今日も委員会で早く登校しないと行けなかったそうですが、その時間が過ぎてから気付き、自ら反省し落ち込んでいました。
今後どうしたら良いでしょうか?成長と共に改善される事を願いますが、この先がかなり心配です
幼少期、思春期関わらず、どの年代でも「時間通りに動けない」という悩みはよくあります。社会人になってから大丈夫なのか、親としては心配ですよね。
そこで今回は、「時間を守れない子どもの改善法」をお伝えしましょう。親が上手にサポートをすることで、必ず改善することができます。
子ども自身の自立につながり、親としても不安やストレスが減っていくはずです。
大前提!時間が守れなくても問題なし
最初にお伝えしたいことは、悩みすぎないことが重要だということです。
というのも中学生や高校生だけではなく、社会人になっても時間管理が苦手な人は珍しくありません。
それでも、きちんと生活を送っています。そのため、過度に心配しすぎないようにしましょう。
もちろん、自分で時計を見て行動できる方がいいのは事実です。では、親としてどんなサポートができるのでしょうか。
すぐにできる2つの対処法
1つ目は「わかりやすい時計を作ること」です。小学校5年生では、時計を見て動くということが難しいケースがあります。
たとえば、出発時間が8時であれば、時計の「12」の位置に「出発」と書き加えると視覚的にわかりやすくなるでしょう。
また、時計の横にタイムスケジュール表を貼るのもおすすめです。時間の感覚をより掴みやすくなるでしょう。
2つ目は「チャイム付き時計に変えること」です。
>>チャイム付き時計
こういった時計を使い、出発の15分前と5分前にチャイムが鳴るように設定すると、音を聞いて行動に移しやすくなります。
こうした工夫により、時間を意識した行動ができるようになるでしょう。
改善には時間が必要
とはいえ、すぐに問題が解決するとは限りません。子どもは失敗と成功をくり返しながら、少しずつ進歩していくものです。
「最初からうまくできる」と思わず、少なくとも1ヶ月、基本的には1年間ぐらい様子を見るよう意識しましょう。
たとえうまくいかなかったとしても、子どもを叱ってはいけません。「どうしてできなかったのか」を一緒に考え、次のステップを話し合っていきましょう。
こうした対応ができれば、他の問題やトラブルが起こった時も、子どもは親に気軽に相談できるようになるはずです。
本日のまとめ
子どもが時間への意識が低い場合、「わかりやすい時計」や「チャイム付き時計」を使い、子どもの時間感覚を育てましょう。
失敗を叱るのではなく、子どもと一緒に原因を考え、成功と失敗をくり返すことで少しずつできるようになっていくはずです。
明日ですが、「反抗期の子供にお手伝いをさせる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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