先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校受験を控えた息子が、何もやる気を出しません。親が焦って「そろそろ勉強しなさい」と言うと、「分かってる」と言いながら何もしません。
見守るべきだとは思いつつ、つい口を出してしまいます。このままで本当に間に合うのか不安です。
受験が近づいているのに勉強しないと、つい口を出したくなりますよね。
そこで今回は、「勉強しなさいがやめられない方へ」というテーマでお伝えしましょう。
間違った対応をすると、子どもはさらにやる気をなくします。上手に対応すれば、何も言わなくても勉強するようになるはずです。
やるべきことができているかチェック

受験生が勉強しない場合、親がやるべき3つのことができているかチェックしましょう。1つ目は、愛情バロメータUPです。
学校で起きた他愛もない話ができるか、簡単なお願い事を聞いてくれるかをチェックしてみましょう。できない場合は、これが原因です。
2つ目は、アクティブ進路を決めることです。子どもが心の底から行きたいと思う進路が決まっていれば、そのために勉強を頑張ろうと思えます。
成績が下がっても入れる学校も決めておくと、直前で焦らずに済むでしょう。3つ目は、受験勉強の計画です。
決まっていないと、子どもは何をすべきかがわかりません。親が一緒に、計画を立ててあげることが大切です。
状況別の改善ステップ

愛情バロメータが低い場合、子どもが求めていることをできる限りやりましょう。好きなご飯を作ったり、話を聞いたりすることが効果的です。
アクティブ進路が決まっていなかったら、子どもが行きたい学校の条件を書き出して、実際に見に行くと進路が決まってきます。
勉強計画が決まっていなかったら、今の偏差値と目標とする偏差値からやるべきことを決めていきましょう。
これらを改善すれば、8割の子は勉強しなさいと言わなくても勉強するようになります。
全部やっても勉強しない時は?

3つすべてを改善しても子どもが勉強しない場合、何も言わなくていいです。
親がやるべきサポートは全部できているので、それ以上言っても効果はありません。
成績が下がっても入れる進路も決めてあるはずなので、そこに行けばいいと考えましょう。
もし何か声をかけるとしたら、「手伝えることがあったら言ってね」くらいの声かけで十分です。
本日のまとめ

受験生が勉強しない場合、愛情バロメーターUP、アクティブ進路を決める、受験勉強の計画の3つができているかチェックしましょう。
できていない場合はそれを改善すれば、8割の子は勉強しなさいと言わなくても勉強するようになります。
明後日ですが、「学校を休みたがる高校生への対応」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

  




































































































































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