旦那と離婚や別居すべきかの判断基準

夫婦喧嘩

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

父親は昔から子供が苦手で扱い方が下手です。どんなに幼かった頃もすべて自分が最優先で、気に入らないと怒り始めます。

それは私に対しても同じで、よく理不尽なことで切れられたりして、何度も離婚を考えてきました。

ちょっと子供の言動が気に入らないからと言って「お前は、何か買ってほしいものがある時だけ可愛げにしてくるけど、それ以外は最悪だ。」

「本当のあほだ。どうしてそんな風に育った?」「うっさい、ボケ」「出ていけ」などと、もう感情のおもむくままに暴言を発します。

そのたびに子供たちは深く傷つき、私も同時に傷つきます。ついに次男は「離婚してほしい」「あいつがおる家には帰りたくない」「あいつと一緒におるくらいなら死んだほうがマシだ」とまで言い出しました。

この場合、離婚すべきなのでしょうか?

2日前にも、夫婦で子育て方針が合わない場合の考え方について記事を書きました。

>>夫婦の子育て方針が合わない場合の考え方

前回は進路の問題だけだったのですが、今回は子どもの方から「離婚してほしい」という言葉が出てきています。ただ経済的な理由からすぐに離婚に踏み出せないこともあると思います。

この場合、どういった判断をすればよいのでしょうか?私なりの意見をまとめました。今旦那様や奥様が原因で子どもが荒れている場合、参考になるかと思います。

子どもの成長が第一優先のアドバイス

子供

最初に大事なことをお伝えします。私は思春期の子育てアドバイザーです。つまり、私のアドバイスというのは、子どもの成長を第一に考えたアドバイスです。

その点だけ理解して、以下の文章を読み進めてください。なお、この記事が理由で離婚や別居に至ったとしても、私が責任を負うことはできません。

ですので、最後どうされるかは御自身の判断でお願いします。

ステップ1 自分にとって何が大事かを考える

優先順位

最初に考えていただきたいのは、自分にとっての優先順位です。極端な話をします。もしあなたにとって、旦那様や奥様と一緒に暮らすということが優先順位1だとします。

この場合、子どもの意見だけを尊重して離婚や別居を進めると、あなた自身のストレスが一気に増えます。その結果、今度はあなた自身が子どもに厳しく当たってしまう可能性があります。

一方、あなた自身は、子どもの成長が優先順位1だとします。この場合、子どもが苦しんでいる姿を見るとあなた自身もストレスがたまると思うので、別居や離婚を考えていくと良いです。

ステップ1で大事なことは、子どもの意見だけではなく、自分の意見も考えるということです。全て子どもの意見だけで決めてしまうと、あとで自分が苦しくなることがあるので注意してください。

ステップ2 離婚や別居した後の生活を伝える

お金

ステップ1で、自分にとっての優先順位を考えた結果、「子どもの幸せ」があなたにとっての優先順位1になったとします。※仮に今回の相談者の方も、優先順位1は子どもの幸せになっていると仮定します。

さらに、今回の相談者のようにお子さんも「離婚してほしい」と言っているとします。この場合、子どもの成長を第一に考えるなら、離婚or別居した方が良いです。

ただ、一つ大事なことがあります。それは最初に子どもたちに、離婚や別居した場合のデメリットについて伝えておくことです。一般的に考えられるのは生活の変化です。
  • お母さんの給料だけで生活しないといけなくなる
  • 今の家にも住めなくなるし、お金の関係で塾とかにも行けなくなる
  • 高校も私立に行くなら奨学金でしか行けなくなる
というようなデメリットを伝えておくのです。それを伝えたうえで、子どもにどうしたいか意見を聞くようにします。また兄弟がいる場合、必ず全員の意見を聞くことも大事です。

ステップ3 1か月後に最終判断をする

カレンダー

あなたにとっての優先順位1は子どもの成長。子どもに離婚や別居するデメリットも伝えて、子どもたちはそれを理解している。

1人の子だけでなく、兄弟全員が父親や母親と離れて暮らすことを望んでいる。ここまで揃ったのであれば、離婚or別居に向けて行動を進めていくのが良いです。

この場合、旦那さんや奥様に、上記の話を伝えます。その後、1か月経っても変わらないなら、離婚や別居に向けて手続きを行っていくと伝えましょう。

1か月時間を作ることで、相手の子どもへの接し方が変わることがあるからです。この手順を踏んでも変わらないなら、子どものために行動を起こしていくのが良いと思います。

本日のまとめ

心

私は離婚の専門家ではありません。子育ての専門家です。そのため、上記のステップは相手から多額の慰謝料を取るための離婚or別居ステップではありません。

子どもにとって一番心の負担が少ない離婚or別居ステップです。この点だけ理解してから、どうされるかを決めてください。

なお、離婚や別居をしてひとり親家庭になると、いろいろと手続きを行ったり、経済的な負担も出てくると思います。

こういった部分は、既にひとり親家庭を経験しているママ友やパパ友にアドバイスをもらうと良いと思います。

今の時代、政府のサポートも少しずつ増えてきているので、そういった支援も上手に活用すると良いと思います。

明日ですが、「最近読んだ2冊のおすすめ本を紹介」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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