公立校への転校で気を付けること

校舎

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中1の息子が過敏性腸症候群と診断されました。学校にも行かずゆっくり過ごさせています。私立中学校が合わない、地元中学の方が自分に合っている、といいます。

通っている学校とは現状報告はしてます。ですが今後時期を見て、本人が望む地元中学に転入させるべきでしょうか?

いざ中学受験が成功して通い始めたものの、学校が合わず、公立に戻りたいというケースは意外と多いです。親としては、判断に迷いますよね。

そこで本日は、転入を考えたときに、どういうことを基準に判断すればいいかを解説しましょう。

お伝えするポイントを押さえておけば、転校先で充実した学校生活を送ることができるはずです。

結論!転入を検討すべきだが、、、

親子

今回の相談者さんの場合、転入をさせた方がいいでしょう。子どもの意志を尊重してあげるのが、子育ての基本だからです。

ただし、なぜ転入したいのかの理由はしっかりと聞いておいた方がいいでしょう。

「家から遠い」「友達ができない」「小学校の時の友達と会いたい」「勉強が難しくてついていけない」など、何かしらの理由があるはずです。

転入することでストレスの原因が解消する場合、新しい環境で再スタートが切れる可能性は高いでしょう。

転校しても再登校できないケースとは?

子供

ただし、転入しても再登校できないケースが2つあります。1つ目は、愛情バロメータが低いケースです。

この場合、そもそも学校に行く気力が出てこないため、転校しても数日で行けなくなるでしょう。この場合、まずは愛情バロメータUPから始めないといけません。

2つ目は、学校の仕組みが合わないケースです。HSPで人が多いところが辛い、ADHDで授業中座っていられないなど、子どもにとって学校の環境が合わないことがあります。

この場合、特別支援学級や少人数制のフリースクールを検討するなど、子どもに合う環境を探すことが必要でしょう。

公立校へ転校するときに気を付ける事

ポイント

上記の条件をクリアして、いざ公立校へ転校するというときに、やってほしいことがあります。「転校する上手い理由を付ける」ことです。

というのも、私立から公立に転校すると、転校先のクラスメイトから「私立から落ちこぼれた子」みたいに言われることがあるからです。

するとバカにされているように感じ、行けなくなってしまうことがあります。

もしこういった心配があるなら、「親の仕事が変わって送迎が難しくなった」など、適当な理由を作っておくといいでしょう。

できるだけストレスなく転校できるように、お子さんをサポートしてあげてください。

本日のまとめ

笑顔

子どもが転校を望む場合、意志を尊重した方がいいでしょう。転校することで今のストレスが解消するなら、新しい環境で再スタートが切れるはずです。

ただし、愛情バロメータが低い場合には良好な親子関係をつくること、学校の仕組みが合わない場合は子どもに合う環境を探すことが大切です。

明日ですが、「三重県と茨城県守谷市でPTA講演会を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!公立校への転校で気を付けること

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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