高校入試で推薦がもらえない本当の理由

受験

先日こんな相談を頂きました。
※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

公立高校の学校推薦に応募したところ、本日ダメだったと息子が半ギレで帰ってきました。

担任の先生からは、私に電話が来ました。

しかし、何がダメだったのか聞いても「詳しくわからない」とハッキリしませんでした。

「ここからまた行きたい高校を選択する幅が広がったのだから一生懸命考えなさい」

と話したところ、怒っていた顔が和らいでいくのがわかりました。

親としてこれくらいのことしか伝えられませんでしたが、このような対応で間違っていませんか?

そもそもこの子は、どうして高校入試で推薦がもらえなかったのでしょうか?

成績だけで推薦がもらえるわけではない

出席日数
高校入試の推薦基準というのは、様々な要素がかみ合って決まります。

  • 出席日数
  • 部活の成績
  • 学級委員や生徒会などの実績
  • 内申点
  • 学校での生活態度
細かいところまで踏まえると、おそらく20項目くらいあると思います。そういった様々な基準を満たしているかどうかで決まります。

だからレベルの高い学校の推薦をもらうというのはなかなか難しいわけです。

推薦で合格すると後で必ず苦労する

勉強
これだけ難しい推薦入試なのですが、実は推薦入試で合格すると、高校に入ってから必ず苦労します。

なぜなら、一般入試で合格した子たちというのは、一般入試で合格するために、これから死に物狂いで勉強します。

一方推薦入試で合格したこと言うのは、合格した後どうしても勉強しなくなります。この差が後で響いてくるわけです。

だから長い目で見ると、今回推薦に落ちたことは、お子さんにとってプラスだったと思います。

親はどういったフォローをすればよいのか?

親子
ではもし推薦がもらえなかったとき、親はどういったフォローをすれば、良いのでしょうか?

今回相談をくださった方は、高校を選択する幅が広がったという話をお子さんにしました。実はこのフォロー方法は、非常に有効な方法になります。

なぜなら推薦が出なかったことをポジティブな結果に切り替えているからです。こういったときは、

  • 落ちてしまったことは悪いことではない
  • 一般入試に向かって頑張ろう
という声掛けをしてあげてください。本当に悪いことではないので、気持ちを変えてあげることが、親として一番大事なことになります。

 

明日ですが、「成績を上げることが目的になっていませんか?」というお話します。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
道山ケイ

 

道山ケイのブログを少しでも楽しんでいただけた場合は、下記のボタンをクリックをいただければとても嬉しいです 🙂

nblog1

↑ 道山ケイはいま何位?

 

関連記事

  1. 反抗期

    高校生女子の反抗期対応法

  2. 主婦

    子どもの不登校がつらい方へ

  3. 検定

    道山の英検・漢検・数検に対する考え方

  4. 訪問販売

    3年間で30万の訪問販売教材は効果的?

  5. 参考書

    高校生向け!おすすめの参考書

  6. 不登校

    中高一貫校の不登校解決法

  7. 勉強しない

    高校生の子どもが勉強しないときは?

  8. 親子

    子どもを甘やかすのはダメなこと?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP