先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学1年の男の子がいます。周りの子にちょっかいを出して嫌がられたりマイナスなことを言ってその場の雰囲気を悪くしたりします。
学校の子たちにもそんな感じなので接するのを嫌がられてます。親としてどう接したらいいでしょうか?
子どもがクラスで嫌がられ、うざい存在になってしまったとしたら、親としては辛いですよね。
では、どうして子どもはこんな行動をしてしまうのでしょうか。今回はこの心理と親ができる解決法をお伝えします。
親が正しい対応を行うことで、子どもの行動を改善することができます。クラスで孤立することなく、楽しく学校生活を送ることができるはずです。
子どもがクラスでうざいやつになる3つの理由
子どもがクラスでうざいやつになってしまう理由は、主に3つあります。どこに当てはまりそうかチェックしてみてください。
1つ目は「愛情バロメータが低い」からです。家庭でストレスが溜まるため、それを人に嫌なことをして発散してしまう状態といえるでしょう。
2つ目は「これくらいでは嫌われないと思っている」からです。これくらい大丈夫だと思っていて、行動してしまうことも考えられます。
3つ目は「他人の気持ちがわからないから」からです。ASD系の発達障害の傾向があると特にそうですが、他人が嫌がっていることがわからないことも考えられます。
まずは愛情バロメータUPから
では、どうすればいいのか。まずは、子どもにとって居心地のいい家庭をつくっていきましょう。
その上で、話を聞いてイライラを吐き出させることで、学校で溜まったストレスを解消できるようになります。
その後、学校の先生から「子どもがクラスで嫌なことをやっている」と聞いたら、なぜそういうことをするのかを聞いてみましょう。
特に理由もないのにやっているなら、その行動で「相手がどう思うか」と「二度とやってはいけない」と伝えることが大切です。
それでも続ける場合は、嫌われるまで待ってもいいでしょう。子どもは、そのタイミングで気付き、今後はやめようと思うことができます。
幼少期の頃から続いている時は?
ただし、幼少期から同じような行動があったり、親も理解できない行動があったりする場合は、発達障害(ASD系)の可能性があります。
ASDの子は「人の気持ちが理解できない」という特性があるため、それが原因で嫌な行動をしているかもしれないからです。
この場合、一度スクールカウンセラーや公認心理師などの専門家に相談するといいでしょう。
専門的なトレーニングを行ったり、子どもが理解しやすい伝え方を教わることで、改善できるはずです。
本日のまとめ
子どもがクラスで「うざいやつ」になる主な理由は、家庭でのストレス発散、嫌われないと思っている、そして発達障害の可能性があります。
まずは家庭の環境を改善し、ストレスを解消させることが重要です。改善が見られない場合は、専門家に相談して適切な支援を受けることを検討しましょう。
明日ですが、「私立中学と公立中学、どっちがおすすめ?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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