問題を読まずに回答して間違える子どものサポート法

ミス

先日このような相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

子どもは、テスト問題をよく読まずに解答してしまうため、ミスがとても多いです。親が注意しても、そこに意識がいかないのか、一向に改善されません。

このままでは、高校受験に失敗してしまうのでは・・・と、心配になります。今のうちに直す方法はないでしょうか?アドバイスをお願いします。

子どもが、テストの問題文をよく読まずに答えを書いてしまい、ケアレスミスが多いとのこと。どうしたら直せるのか、という相談です。

問題文をよく読み込まないと、何を問われているのかがわかりません。意味の取り違い、計算間違い、単位の書き間違いなど、大事なところでミスをしてしまいます。

解き方がわかっているのに、バツをもらっているとしたら、悔しいですよね。しかし、子どもは悔しくないから何度も同じミスを繰り返してしまうのです。

そこで本日は、「テストで問題を読まずに解答して間違えてしまう場合」について解説します。

ミスがなくなれば、定期テストの点数は右肩上がりで上がっていきます。そして、高校受験の合格率もグングン上昇していくと思います。

最初に行うことは、動機付けを行うこと

やる気

お子さんが問題を読まずに答えを書いて間違えているとしたら、おそらくこういった言葉をかけるのではないでしょうか?

「しっかり問題を読まないから、バツが多いわね。ほら、ココとココ。点数を上げるにはしっかり読むことよ。頑張りなさい」と。

しかし、子どもはこのように思っています「お母さん、そんなのは大丈夫だよ」と。

つまり、子どもに「成績を上げたい」という気持ちがないため、問題を読まずに回答を書いて間違えることを繰り返すのです。

親の顔色を見て、口では「点数を上げたい」「問題を読むよ」と言っていたとしても、本心から「ミスを直そう!」とは思っていません。

だから、このようなケアレスミスはどうでもいいことと思い、繰り返してしまうのです。

この状況を変えるには、子どもが心の奥底から「ミスをしない」「成績をあげなきゃダメだ!」と思うことが大事になります。

それには、動機付けが必要になります。動機付けの方法は「7日間で成績UP無料講座」を配信していますので、参考にしてみてください。

>>7日間で成績UP無料講座

子どもにやる気が出てくると、次第に「成績を上げなきゃ損」という気持へ変わります。その状態まで持っていくのが、最初のステップになります。

失敗したタイミングで、問題文を読む重要性を伝える

親子

最初のステップが完了し、子どものモチベーションが上がってきました。その良好な状態のときに、テストを受けたとします。

しかし、返却されたテスト用紙を見たら、問題文をよく読まなかったために間違えてしまった箇所があったとします。

すると子どもは「成績をあげなきゃ損」という気持ちになっているため「どうして問題文をよく読まなかっただろう」という気持ちが沸き起こります。

このタイミングで「しっかり問題を読まないから、バツが多いわね『点数を上げるにはしっかり読むことよ』といったのは、そのことだったの」

と、母親が子どもに自覚を促してみてください。その時、初めて子どもの心へ母親の言葉が届きます。

「そういうことだったのか、よし次回から問題文をしっかり読もう!」という気持へ切り替わります。

やる気が出ていない状態のときに、親がいくら懇切丁寧に注意をしても、子どもの心へは届いていません。

また、ミスしていない時に、予防のためにミスの話しをしても、子どもは理解できません。問題文を読まずに回答して間違いを繰り返しているときは、
  • 子どものやる気を引き出すことと
  • 失敗したタイミングで話しかけること
この2つが大切になります。

うまくいかなかった場合の対処方法

78点

動機付けを行い、子どもが失敗したタイミングで親が注意点を向けたとしても、子どもの改善が見られなかったときは、どうすればいいのでしょうか?

この場合、問題文をよく読まない、という部分には触れず、他へ目を向けるようにします。そのケアレスミスは一端、保留にするという意味です。

そして、まずは今取ることができる最大限の点数を取るように勉強を頑張らせます。

「7日間で成績UP無料講座」を実践すれば、誰でも80点~85点ほどの点数が取れるようになります。結果が出ると、子どもも喜びます。

いずれ「なぜ100点を逃してしまったのだろう?」と、子どもなりに考えるようになります。

これは「もっと点数を上げ、満点を取りたい」という気持ちが芽生えたからです。そのときが、第2のタイミングになります。

問題文をしっかり読んでいないがために、バツをもらっていたという原因に気が付けば、次はしっかり読むようになります。

もし、子どもが「80点取れれば十分」と考えるタイプだったら、それ以上無理に注意をしなくてもいいです。その選択は、子ども自身がしていることだからです。

まずは、マルを取れる部分の点数を上げていくことを優先させましょう。

本日のまとめ

勉強

子どもは、失敗を通して学ぶ生きものです。親が口うるさく注意点を指摘しても、子どもの心には何ら響きません。

子どもが失敗したタイミングもしくは悔しがっているタイミングこそ、チャンスの時!その状態のときに適切なアドバイスをすれば、子どもは変わります。

親が先回りして、子どもに失敗さなかったり、失敗してもいないタイミングで注意を促しても、子どもは理解できません。それを心得ましょう。

このタイミングの対応を頭に入れておけば、今後他の困り事が起きたときも迷うことなく対処できます。 また、親子ともイライラした生活は避けられると思います。

明日ですが、「第一志望の高校に合格に合格した2名の成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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