先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
父親が発達障害で特性を持ち、意思疎通が夫婦間、親子間でうまくいかない場合、どうしたらいいと思われますか?
夫は話し合いなど聞き入れません。別居、離婚しかないのでしょうか。
夫婦で子育ての価値観が異なったり、うまく話し合いができなかったりしていませんか?こういった夫婦トラブルの相談って、実はかなり多いです。
今回の事例をもとに、トラブルの解決のためのコツや今後の家庭の在り方の考えなどをお伝えします。
夫婦間のトラブルがなくなり、親の笑顔が増えることで、子どもの成長にも良い変化があらわれるはずです。
発達障害は伝え方を変えることが大切
夫婦どちらかが発達障害の場合、普通の伝え方をしていては意思疎通ができないことが多いでしょう。この場合、伝え方を工夫することが必要です。
たとえば、言葉で理解できない人には絵やイラストで伝えたり、否定言葉が苦手な人には肯定言葉で伝えたりするなどです。
発達障害の特性を調べて対応したり、夫の愛情バロメータを上げたりすることで、話し合いができるようになることもあります。
どれだけ工夫しても改善が難しいなら
ただし、どれだけ工夫しても改善が難しいこともあります。この場合、自分にとって何が幸せかを考えましょう。
「自分の幸せが最重要」と考える場合、別居したほうが楽なら別居してもいいでしょう。
ただし、子どもには事情を説明し、どうしたいかを本人に決めさせることが大切です。
毎日夫婦喧嘩がある家庭よりも、母子家庭でお母さんが笑顔でいる家庭の方が子育てはうまくいきます。
一方「子どもの幸せが最重要」と考える場合、子どもにとって父親の存在がマイナスになるなら別居もありです。
しかし、子どもが父親と一緒にいたいというなら、お母さんが我慢するしかないでしょう。
別居、離婚する場合に注意すること
ただし、別居や離婚をする前には、子どもの学校や生活費、住居のことなどをしっかり計画しておきましょう。
特に金銭面に関しては、経済的に貧しくなり、今まで以上にストレスが溜まることも考えられるからです。
とはいえ、我慢を続ける必要はありません。人は「幸せになるため」に生まれて、生きているからです。
人によって、関係の再構築、別居、離婚などの答えは異なるので、総合的に考えて判断しましょう。
本日のまとめ
夫婦で子育ての価値観が異なり、別居や離婚を考えることもあるでしょう。こういったときには、自分にとって何が幸せかを考えてください。
子どもの幸せが一番だと考える場合、子どもの意見を第一に判断をすることが大切です。自分が第一なら、自分の意志で決め、子どもに説明しましょう。
明日ですが、「成績が上がる父親の関わり方TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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