先日こんな相談を頂きました。
※プライバシー保護の関係で、
内容の一部を変更しております。
小学校のころから活発ではありましたが、
発表の声が小さく、
おどおどしてしまうところがありました。
ずっとバレーボールを続けていて、
今もバレー部に所属しています。
先生の指示に対して
『はい』と大きい声で返事をしないで、
うなずくだけです。
先生からしてみれば、
わかっているのかわからないのか
わからないと言われます。
とても周りに気配りができ、
友達からの信頼は厚いのですが、
大きな声を出して積極的にプレーできません。
本人に聞いてみると、
声を出さないわけではないといい、
その話をしだすとプーとふくれっ面をして、
口を閉ざします。
どのように声をかけたらいいでしょうか?
部活動において、
声を出すことって非常に大事です。
ただそこに焦点を当ててしまうと、
子どもとぶつかってしまいます。
部活動で声を出すメリットとは?
そもそも部活動や学校行事などで、
声を出すとどういうメリットが、
あるのでしょうか?
私が考えるメリットは、
次の2つです。
チームを盛り上げることができる
盛り上げができるかどうかって、部活動やクラス行事の勝敗において、
非常に大事です。
声を出すことができる子が多ければ多いほど、
よりクラスや部活動が盛り上がるため、
ゲームで勝利する可能性は上がります。
監督の評価を上げることができる
声を出すことができる子って、指導者の立場からみると
「この子は頑張っているな」と感じます。
だから実力が同じ子であれば、
声を出す子をレギュラーにします。
クラスでも学級委員などをお願いしよう
って気持ちになります。
こういった2つのメリットを考えると、
やはり声を出すことができるなら、
声を出したほうが良いです。
人にはそれぞれ強みと弱みがある
声を出すことは確かに大事なことです。
ただ全員が全員できるわけではありません。
声を出すのが苦手な子だっています。
例えば今回の相談者の子の場合、
おそらく苦手なタイプだと思います。
人にはそれぞれ強みと弱みがあります。
この子にとっての弱みが、
声を出すことだとしたら、
きっとそれ以外に何か強みがあるはずです。
とても周りに気配りができ、
友達からの信頼は厚いのですが、
こういった部分は、
非常に大きな強みですよね?
であれば弱みを克服するのではなく、
強みを伸ばしてあげればよいのです。
悪いところより良いところに焦点を当てる
今回の相談者のお子さんは、
なぜ声の話をすると口を閉ざすのかというと、
それはお母さんが子どもの悪いところに、
焦点を当てているからです。
だから子どもは、
「お母さんはいつも私の悪いところばかり指摘する」
「もっといいところを見てよ」
って思うわけです。
その結果、
悪い話をすると嫌な顔をします。
もちろん親として、
悪いところを克服したいという気持ちが
あるのは当然のことです。
ただそこにばかり目を向けていると、
親子関係が悪くなります。
ですのでまずは良いところを
しっかりと褒めてあげましょう。
そして子どもの方から、
「どうしたらもっと声を出せるかな?」
という感じで相談をしてきたら、
その時にアドバイスをしてあげれば良いと思います。
明日ですが、
「周りの反対=お試しだと考えよう」
というお話します。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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