子どもがゲームやスマホなどに熱中していると、制限したり、禁止したりしたくなる方はかなり多いです。
ただ、実は「もうゲームはしたらダメ」と言うのは、あまり良い言い方ではありません。この記事では、なぜ良くないのかについて詳しく説明しましょう。
子どもがスムーズに聞いてくれる注意の仕方がわかれば、無駄にお子さんとぶつかってイライラすることがなくなるはずです。
思春期の子どもは否定語を理解できない
思春期の子どもは「~~したらダメ」というような否定語が、直感的に理解できません。
そのため、反射的に自分の行動が否定されていると感じるので、無意識で反発します。
そこで、子どもの行動を注意する時は、肯定系の文章を使うように心掛けましょう。
「23時以降はゲームをしたらダメ」ではなく「23時までにはゲームをやめよう」という言い方をした方が、子どもは素直に聞けます。
親が一方的に決めるとうまくいかない
肯定系で注意をしたとしても、親が一方的に決めたルールではうまくいきません。
小学校低学年ぐらいまでは、親が作ったルールでも従ってくれます。ただ、思春期になると自分の意思が出てくるため、聞いてもらえなくなります。
そのため、この時期からは子どもに自分で考える余地を作ることが重要です。
「23時にはやめよう」よりも「何時ならやめられる?」と疑問形で聞いた方が、うまくいくことが多いです。
上手くいくかどうかは親子関係次第
ここまで紹介してきたような、言い方、伝え方はあくまでもテクニックです。
どれだけ完璧な言い方をしたとしても、そもそも親子関係が悪いと、子どもは親の言うことを聞こうと思いません。
そのため、まずは子どもが親の話を聞いてくれるような親子関係づくりを優先しましょう。
子どもの話をしっかり聞いたり、子どもの趣味に関心を持ったり、好きな料理を作ったりする方法は、子どもの愛情バロメータUPに効果的です。
本日のまとめ
子どもに注意する時の言い方やルールの決め方は、親子関係が良い場合には効果があります。
親子関係が悪い場合、まずは子どもとの関係を改善することを優先しましょう。ルールを決めるのは、その後がベストです。
明日ですが、「夏から始める受験勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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