先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
私は、春から偏差値が約60の学校へ行きます。中学の時は、そこまで勉強をしなくても学年で20番くらいを取っていました。
ですが、高校へは、ぎりぎりで入ったのでどのように勉強すればいいのか分かりません。
将来は、理系の国立大学に行きたいと思っています。道山先生、どのように、勉強すればいいのか教えてください。
今回の相談者ですが、中学のときに、そこまで勉強しなくてもトップレベルにいたということは、地頭が良いということです。
そこは今回の相談者さんの長所なので、自信を持ってください。ただ、逆にいえば今まで勉強に対する努力をあまりしてこなかったのかもしれません。
そこで本日は「高校の勉強についていけない悩みの解決法」というお話をします。これからお伝えする方法で勉強を進めていけば、高校で使える勉強方法がしっかり身につくと思います。
その結果、高校のテストでも高得点が取れるようになるはずです。
目次
高校にギリギリの学力で入っていても問題なし
高校に入学するとき、ギリギリの成績で入る子や、余裕の成績で入る子など、いろいろだと思います。もちろん、余裕の成績で入ったほうが最初は楽です。
ただそれは夏休み頃までの話で、余裕の成績で入った子でも高校に入ってから勉強していないと、勉強している子にどんどん抜かれていきます。
一方、ギリギリの学力で入ったとしても、夏休みくらいまでしっかり勉強していけば、周囲のレベルには十分追いつけるようになります。
入学したときトップの成績であっても、勉強をサボるとすぐに成績が落ちてしまうのが高校です。余裕で入った子も、注意するようにしましょう。
基本的な、高校生の勉強法を解説します
では実際にどのように勉強していけば良いのか、解説していきます。
基本的に中学も高校も、勉強方法に大きな違いはありません。少しポイントがあるので、そこだけピックアップしてお伝えしていきます。
捨てる教科を決める
中学校では、9教科の合計がそのまま内申点に関わってきます。そのため、副教科であっても捨てることはできません。一方、高校では推薦で大学受験をする子を除いて、内申点はあまり関係ありません。
例えば、あなたが行きたいと思っている大学の入試科目が数学と理科だけなら、高校で国語や英語の成績が悪くても問題ないのです。
どういう大学に行きたいかをうっすらでも良いので考えておき、必要のない教科は最低限の勉強(テストで赤点を取らないレベル)で構いません。
※今後大学入試改革により、内申点が合否に関係してくる学校も出てきます。その辺りは、志望校の状況によって臨機応変に対応していくことが重要です。
問題集を繰り返す
やるべき教科が決まったら、問題集を繰り返し解きます。これは、中学校の勉強と変わりません。学校で配布される問題集を、繰り返しましょう。次に、書店で売っている問題集を1冊買ってきて、それを繰り返し解きます。偏差値50以上の大学を目指す場合、学校の問題集だけだと少しレベルが足りないからです。
こうして2冊の問題集を繰り返し解くことで、どんな教科でも80点くらいは取れるようになります。これはどの教科でも通用する方法なので、試してみてください。
わからない問題は、質問して解決
中学校までは、わからない問題でも自分で解説を読んだり、塾の先生に聞くことで解決できたと思います。高校の場合はそうもいきません。高校では、自分の力ではわからない問題や、塾の先生でも理解できない問題が出てくるからです。
この場合、学校の先生に質問して解決するのがおすすめです。高校の先生は、頭が良くて教えるのが上手な先生が多いからです。
まずはこの3つのポイントを意識して、勉強を進めてみてください。高校の勉強にもついていけるようになると思います。
あと、私が配信している「成績アップ無料講座」も活用してもらえると、勉強効率UPが期待できます。
この講座は、中学生の勉強方法をメインでお伝えしていますが、中学生と高校生の勉強方法はほとんど変わりません。
そのため、こちらの講座でお伝えしているテクニックをいろいろ実践してもらえれば、高校生でも成績は上がっていくと思います。
良かったら参考にしてみてください。
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本日のまとめ
ギリギリの成績で高校に入ったとしても、夏休み頃までしっかり勉強を続けていれば十分周りのレベルに追いつけます。
高校での勉強方法は、中学のときとあまり変わりません。「捨てる教科を決める」「わからない問題に出会ったときには先生に質問する」この2つを意識すれば、きちんと成績も上がっていきます。
まずはできるところから進めてみてください。
明日ですが、「思春期の子どもの特徴をまとめてみました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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