先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
> 娘は、中学1年の頃から道山さんのメールを読んで勉強の仕方を学び、中学2年では、オール5を取るぐらい、成績が上がりました。
> しかし、中学3年になった今、教科担任が変わってから特に理科が点数を取れなくて落ち込んでおります。
> 受験まで残り少ないですが、どのような勉強をさせればいいでしょうか?また、先生によって、点数を取りやすいとか取りにくいとかあるのでしょうか?
教科担任が変わると、成績が変わることはあります。では、どういった理由で成績に変化が出てくるのでしょうか?本日は考えられる理由を3つお伝えします。
この理由を理解しておけば、学年が変わった瞬間に大きく成績が下がったとき、素早く対応ができるようになります。その結果、大きく点数が下がるリスクを回避できるようになるはずです。
原因1 勉強のレベルが上がっている
教科担任が変わるタイミングというのは、学年が上がったときです。つまり、先生が変わるだけではなく、学ぶ内容も変わります。
例えば理科の場合、分野が大きく変わることがあります。その分野が苦手だったりすると、点数も大きく下がります。
この場合、原因は先生ではなく自分自身にあります。再度勉強方法を工夫するなどして、今の分野でも点数が取れるようにしなければいけません。
原因2 テストのレベルが上がっている
教科担任が変わると、テストのレベルと雰囲気が変わります。なぜなら、定期テストは教科担任が作っているからです。
レベルが上がった場合、あなただけではなく他の子の成績も下がります。つまり、テストの平均点下がるのです。この場合、評定は下がらないので問題ありません。
雰囲気が変わった場合、それに適応できない子だけ点数が下がります。定期テストは点数が取れるに、実力テストや模試などは点数が取れない子は、このパターンです。
この場合、他の問題集を解くなどして、応用力をつけることが大事になります。可能であれば、受験問題を解いていくと、いつものテストと違った雰囲気の問題にも対応できるようになります。
原因3 先生の指導方法が悪い
今までの先生の授業がすごくわかりやすくて、新しい先生の授業がわかりにくい場合、成績が下がることがあります。特に理科や数学など「理解が必要な教科」は下がりやすいです。
とはいえ、今の学校教育では、先生を選ぶことができません。また、あなた以外の子も、同じようにわかりずらい授業を受けているので、ある意味フェアな状況と言えます。
こういった場合は、自分で努力して勉強するしかありません。解説してもらわないとわからない問題が多いなら、親に教えてもらったり、家庭教師を契約したりしましょう。
先生のせいにするのは簡単です。ただ、人のせいにしても成績が上がるわけではありません。自分にできることが何かを考え、できる努力をしましょう。
本日のまとめ
教科担任が変わったことによって、成績が下がっている場合、考えられる原因は3つあります。「勉強のレベルが上がっている」「テストのレベルが上がっている」「先生の指導方法が悪い」の3つです。
どの場合であっても、自分にできることはあります。大事なことは、先生のせいにするのではなく、自分にできることは何かを考え、対策することです。
ピンチはチャンスです。周りの子たちが「あの先生の授業わからない」と文句を言っているなら、その間に勉強を頑張りましょう。上手くいけば、文句を言っている子たちをごぼう抜きできるはずです!
明日ですが、「すぐに子どもの成績が上がる親の特徴ベスト3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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