先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校受験生で、反抗期の娘への声かけ方法を知りたいです。娘は、塾でも自宅でも頑張っています。
しかし今まで他人と比べるような発言をしてしまい謝罪したこともありますが、その頃から反抗期が強まった気がします。
受験生に限らず、親の声かけの仕方やサポート方法によって、子どもの勉強に対するやる気は大きく変わります。
そこで本日は「勉強を頑張る子どもへ親ができること」をお伝えしましょう。子どもが求める声掛けができれば、やる気に火がつきます。
親がやるべきこと、やってはいけないことを知っておくことで、子どもの受験の合格にもつながるはずです。
お子さんは受験生として100点
相談者さんのお子さんは、塾と自宅で勉強を頑張っています。これは素晴らしいことです。そこでまずは、受験生として勉強を頑張っていることを認めてあげましょう。
受験が終わるまでは、今の頑張っている状態を続けていくのがベストです。そのため、親が何か言って反抗してくるぐらいなら、何も言わないようにしましょう。
親がおかしなことを言わなければ、子どもは自分で勉強を頑張って、志望校に合格できるはずです。
嫌がる言動をやめて、喜ぶことをしよう
受験に限ったことではありませんが、「子どもが嫌がる言動をやめて、喜ぶことをする」のが、子育ての基本です。
たとえば「勉強は進んでいるの?」と聞いて「うるさい、放っておいて」と言ってくる場合、子どもは勉強について言われることを嫌がっています。
この状態では、勉強について声をかけないようにした方がいいでしょう。
一方、子どもが好きなカレーを作ったらいつもよりもたくさん食べてくれる場合、カレーの頻度を増やしたり、レパートリーを増やすのがおすすめです。
嫌がることをやめて喜ぶことをすることで、親子関係は良好になっていきます。勉強を頑張る気力にもつながるはずです。
あとは子どもから相談されるのを待つ
今回の相談者さんの場合、お子さんはすでに頑張っているので、余計なことはしないようにしましょう。
親子関係が良い状態であれば、子どもは何か困ったことがあれば相談をしてくれます。それまでは、待つスタイルで問題ありません。
もし親子関係が悪く、何も話ができないなら、塾や学校の先生に協力してもらうといいです。事情を説明し、代わりに話をしてもらいましょう。
そして、1日も早く良好な関係を作れるように努力することが、受験合格への近道です。
本日のまとめ
勉強を頑張っている子どもには、余計な声かけやアドバイスは不要です。
今の状態をキープできるよう、子どもの嫌がる言動をやめて、喜ぶことをするように心がけましょう。
親子関係が良好であれば、子どもは何か困ったことがあれば相談してきます。そのときに、アドバイスすれば大丈夫です。
明日ですが、「子どもを伸ばす親と潰す親3つの違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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