先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
1ヶ月の内で、外泊、門限破りを各2回超えた場合、携帯を1日預かるという罰則を行っていますが、そういう事はしないほうがいいですか?
そういう約束を破った場合、ただ注意を繰り返えせばいいのか、事前に連絡があれば、OKとみなすとか、又はどうしたらいいのでしょうか?
お子さんが門限や約束を守らず、困っている方は少なくありません。そこで今回は、門限を守らない子どもの対応法をお伝えします。
基本的な門限の決め方、守らなかった場合のルールの決め方について正しい方法がわかるはずです。
すると愛情バロメータを上げながら、子どもに約束を守らせることができるでしょう。子育ての不安やイライラも減ると思うので、参考にしていただければ幸いです。
門限の決め方大原則
そもそも門限は、次の3つのポイントに沿って決めていきましょう。
1つ目は、友達の状況を考えることです。「友達は17時なのに私だけ16時」という状況では、子どもは物足りず、いずれ約束を破ってしまうでしょう。友達の状況と照らし合わせて、決めることが大切です。
2つ目は、子どもが納得する時間にすることです。親が一方的に決めた門限では、反発心があるため守りません。しっかりと話し合い、親子それぞれが納得する時間にしましょう。
3つ目は、最初は罰則を決めないことです。罰則を決めるということは、破ることが前提となっているからです。罰則を作るよりも、守るにはどうすればいいのかを考えさせることが大切です。
門限を守らなかったら?
先ほどのポイントに沿って決めても、門限を守れないことは必ずあります。そのときはいきなり叱るのではなく、守れなかった理由を聞きましょう。
「友達が怪我をした」などの一時的なトラブルの可能性もあるからです。一方、「友達が18時半まで遊んでいたから帰りたくなかった」ということもあります。
後者の場合は、今後も守れない可能性が高いです。この場合、時間を変えるべきか再度話し合いをしましょう。もちろん、子どもの希望が常識外れな時間であれば、合わせる必要はありません。
このタイミングで、守れないときのルールを決めましょう。罰則よりも、「万が一遅れる場合には必ず連絡する」というルールとかがベストです。
子どもが約束を守るか破るかの違い
門限を決めても、守る子と守れない子がいます。この違いは、2つあります。
1つ目は、愛情バロメータです。愛情バロメータが低いと、子どもはわざと門限を破るからです。
2つ目は、自律心です。自立心がある子は、遊びたい気持ちを我慢して帰宅することができます。
自律心を養うには、小さな我慢を練習させるといいです。たとえばゲームを一時間で終わらせる、宿題をやってから遊びに行くなどです。
本日のまとめ
門限を守れない子どもに、一方的に叱りつけたり、罰則をつけたりしても守れるようになりません。子どもが門限の時間に納得しているかを確認し、そうでなければ話し合いをしましょう。
約束を守らせるには、愛情バロメータを高くし、自律心を育てることも必要です。また、子どもが早く帰りたくなる家庭をつくることで、門限をきちんと守ってくれるようになります。
明日ですが、「勉強の目標が低い子どものサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!門限を守らない子どもの対応法
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