元中学校教師が解説!国語の長文読解の解き方読み方

長文読解

「国語の長文読解に苦手意識がある」

「長文読解で点数が取れない」

という悩みを持っていないでしょうか?実は国語の長文読解というのは、あるポイントを押さえて解くだけで、誰でも簡単に解くことができるようになります!

そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、国語の長文読解の解き方について解説します。

この手順で対策していけば、仮にお子さんが国語の長文読解が苦手でも、解き方をマスターして定期テストや受験で点数を取ることができるようになります。

定期テストの勉強法はシンプル!2つのことをやろう

教科書

国語の定期テストにおける長文読解について解説します。点数を上げるとき、最初に意識してほしいのが「勉強」です。

次の2つの勉強をするだけで、簡単に高得点が取れるようになるからです。それは、
  1. 教科書の音読
  2. 学校の問題集の答えの暗記
の2つです。国語の定期テストの長文読解というのは、学校で習った文章がそのままテストに出ます。

きちんと文章を音読して頭に入れておけば、すらすら読むことができます。その結果、点数が上がりやすくなります。

また、定期テストは学校で使っている問題集からそのまま問題を出されます。つまり、問題集の答えを覚えておけば、それだけでテストの点数は上がるのです。

まずは、この2つ勉強を行って、テストに臨むようにしましょう。

高校受験の長文読解対策で最初にやるのは「過去問を解く」こと

受験

次に高校受験です。受験問題は、定期テストの問題と違います。そのため、勉強方法も若干異なります。

また、高校受験以外にも、レベルの高い公立中学校や中高一貫校、私立中学などは、前述した定期テストの勉強をやっても、なかなか点数が取れない場合があります。

これは、学校で習った文章がそのままテストに出ないからです。その場合、今からお伝えする高校受験の勉強法を進めていくと点数が上がります。

行ってほしい勉強は次の2つです。

過去問を解く

過去問

受験勉強の場合、最初にやってほしいのは過去問を解くことです。なぜなら、普段学校でやっている問題とは違った雰囲気の問題が出るからです。

何も知らない状態でテストを受けると、パニックになって点数が取れない子がいます。そうならないよう、まずは過去問を2~3回解いて、どういった問題が出るのかを掴みましょう。

また、時間配分を意識して問題を解くことで、どのような感じで進めていけば時間内に終わるのかをまずマスターすることができます。

解き方を覚える

ポイント

学校で習った文章がそのままテストに出ない場合は、解き方を覚えることが大事です。この後、いくつかポイントも紹介しますが、紹介すること以外にもたくさんのコツがあります。

書店に行くと、そういったコツがまとまった参考書などが売っているので、それを見ながら解き方のコツを覚えていきましょう。覚えた量に比例して、点数がアップしていくはずです。

国語の長文の読み方のコツは、順序を意識すること

3つ

次に、テスト当日、どのように長文を読んでいくか解説します。

定期テスト、高校受験のどちらの場合も、今から紹介するポイントを意識して問題文を読むだけで、驚くほど文章やキーワードが頭の中に残りやすくなります。

その結果、定期テストも高校受験も点数が上がりやすくなります。押さえるべきポイントは、次の3つです。

ポイント①最初に設問を読んでから、問題文を読む

時間

そのポイントとは「最初に設問を読んでから、問題文を読むこと」です。

多くの子は、いきなり問題文を読み、その後で設問を読みます。この方法だと、問題を読むことに集中してしまうので、設問を読んだ後、もう一度問題文を読まないといけなくなります。

そこで、最初に設問を読んで「今回の長文読解問題は、どういうことを聞かれるのか」というのを頭に入れたうえで、問題文を読みましょう。それだけで、時間がかなり節約できます。

ポイント②設問を読んだ後、軽く選択肢にも目を通す。

勉強

次に意識してほしいのは、設問を読んだ後に選択肢にも目を通すことです。

選択肢も読むと「この問題文には、こういうことが書いてある」ということが分かります。その状況で問題文を読むと、理解度が大幅に上がるからです。

ポイント③設問を意識しながら、問題文を読む

キーワード

最後は、設問を意識しながら問題文を読むことです。

たとえば、設問1が「この時加藤君はどういう気持ちで山本さんに接したのでしょうか?」だとします。

この場合、加藤くんと山本さんというキーワードを頭の中に浮かべながら読んでいくのです。すると加藤君の行動に、目にいきますよね。

加藤くんの行動に当てはまるものに線を引きながら読んでいけば、問題文を読んでいるだけで答えが見つかるわけです。

このように、上記の3つのポイントを意識しながら解いていくだけで、長文読解の正答率は大幅に上がるでしょう。

解き方のコツは「消去法」を使うこと

消去法

前述したように、まず設問を読み、次に選択肢を読み、最後に問題文を読むというステップで解いていくだけで、正答率はかなり上がります。

この方法に加え、「消去法」を使って問題を解いていくと、さらに効果的でしょう。

消去法というのは国語の長文の場合、選択肢が4つ~5つあります。その時、ひっかけ選択肢がいくつか含まれています。

そこで、「あっている選択肢を探す」という感覚ではなく、「間違っている選択肢を探す」という意識で、問題を解いていきましょう。この方法を、消去法といいます。

たとえば先程の加藤くんがどういう気持ちでこのような行動したのでしょうかという質問があったとします。

A.悲しい気持ち

B.寂しい気持ち

C.嬉しい気持ち

という選択肢があった場合「寂しい気持ちではないな」と思ったら、選択肢Bを消すのです。このように、間違っている選択肢を消していくと、最終的に1個に絞られていきます。

これを答えにするだけで、ケアレスミスをする確率が大幅に減ります。

一緒に読んでほしい!国語の成績を上げる方法

国語

今回お伝えした内容を意識して、国語の長文を解いていけば、少しずつ分かるようになってくると思います。

ただ、国語の長文だけでなく、国語全体の成績が悪い場合もあるでしょう。これは、国語の勉強のやり方が、間違っている可能性が高いです。

この場合は、次のページで解説している「国語の成績を上げる方法」を読んでみてください。

今できていない勉強を加えるだけで、すぐに国語の成績は上がっていくでしょう。

>>保存版!国語の成績を上げる方法解説ページに進む

また、あなたやあなたのお子さんが中学3年生なら、同時に受験勉強も進めていかないといけません。受験勉強は、定期テストの勉強と若干異なります。

以下のページに詳しい手順をまとめたので、こちらも参考にしていただければ幸いです。

>>元教師が解説!高校入試国語の勉強法解説ページに進む

さらに効率よく!成績を上げる方法があります!


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動画で解説!国語の長文読解の解き方

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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