勉強の目標が低い子どものサポート法

勉強

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校に行かないと言ってた中3息子が、愛情バロメーターを上げる事により「高校に行く」と言いました。テストも最後まで諦めず全部埋めようとしてます。

ただ定期テスト自体が難しく、息子も目標30点としそこまでしかやらないと言います。どうしたら目標を高く持ってくれるでしょうか?

勉強の目標や志望校のレベルなどが低い場合、親としてこのままでいいのか悩みますよね。そこで今回は、目標が低い場合に親がすべきことをお伝えします。

目標が低くなってしまう理由や、目標を上げる方法がわかると思います。定期テストの点数はもちろん、受験の目標も上げられるので参考にしていただければ幸いです。

愛情バロメータが上がるとは?

愛情

今回の相談者さんの場合「元々は勉強を頑張っていなかったが、愛情バロメータが上がり高校に行く気になった。そのためにテストも頑張っている状態」とのことです。

「愛情バロメータ」とは、親の愛情が子どもにどれだけ届いているかを示した数値のことです。これが上がると、子どもは親の愛情を感じとることができます。

すると、自分の未来に希望を見出すことができます。人は愛されていると感じると、自分を価値のある人間だと認めることができるからです。

バロメータが上がると起こる変化

やる気がある中学生

子どもは、自分の未来に希望を持てるようになると「高校に行こう」「勉強を頑張ろう」という気持ちが出てきます。

自分の未来をさらにいいものにしたいと思うからです。現状お子さんが「高校に行こう」と言わない場合、自分の未来に希望を見出せてない状態かもしれません。

(もちろん、しっかりした目標や夢があり、高校が必要ではない場合もあります)

その場合、愛情バロメータを上げるところからはじめるようにしましょう。

勉強を始めると出てくる感情

自信がない中学生

いざ勉強を始めると、2つの感情が出てきます。想像以上に進まなくて焦る気持ちと、自分にできるのだろうかという不安な気持ちです。

今まで勉強をしてこなかった場合、遅れもあります。それを挽回するには、努力が必要です。

しかし、結果がすぐに出ないと「そもそも高校なんか行けないんじゃないか」「30点で十分でしょ」と、自信がなくなります。

今回の相談者さんは、この状態といえるでしょう。ここから目標を高くするには、まずは自信を持たせることが大切です。

勉強の自信を持たせる3ステップ

3ステップ

勉強の自信を持たせる方法を、3ステップで紹介します。はじめに、1教科に絞って確実に結果を出させましょう。いきなり全教科頑張らせるのは、時間がかかるからです。

理科や社会などの点数がとりやすい教科に絞ることで、50~60点まではすぐに上がります。努力が結果に結びつくことで、やる気や自信のUPにつながるでしょう。

次に、今の実力で行ける高校の資料を見せてイメージさせます。すると子どもは、「このレベルなら行けるんだ」「もう少し頑張ったらここも行けそう」「ここ目指して頑張ろうかな」と、意識を高めることができます。

最後に、わからない問題を解決するためのサポートを行いましょう。わからない問題にぶつかると、やる気がなくなるからです。

「わかりそう問題」が増えることで、「もしかしたら他の教科も50点取れるかも」という自信が出てくるでしょう。

本日のまとめ

勉強する

子どもの勉強の目標が低い場合、まずは愛情バロメータを確認しましょう。愛情バロメータが高いのに目標が低い場合は、自信を無くしている状態かもしれません。

自信をつけるためには、1教科に絞って確実に結果を出させる、高校の資料を見せてイメージさせる、わからない問題を解決するサポートをする、この3ステップで自信をつけていきましょう。

自信をつけることで、目標を高くすることにつながるはずです。

明日ですが、「選んではいけない塾の条件TOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!勉強の目標が低い子どものサポート法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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