先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2男子で今年から不登校になりました。良好な親子関係をくずさないため、しなさい言葉は言ってません。
家庭教師をつけるのも、本人が嫌がるのでやめました。ただ、このまま毎日過ぎることが不安です。
子どもの不登校が続いていると、不安になりますよね。つい子どもに、いろいろ言ってしまいたくなることもあるでしょう。
ただし、こうした気持ちは子どもにとってはプレッシャーです。不登校を長期化させる原因のひとつにもなります。
そこで本日は、不安な気持ちの解消の仕方、不登校の解決方法をお伝えしましょう。
お伝えすることを実践すれば、明るい家庭をつくることができます。自然と子どももエネルギーが出て、不登校解決に向かうことができるはずです。
不安な気持ちは別のところで解消
子どもが学校へ行かず、日中、家にいると不安ですよね。こうした気持ちは、家庭以外の場所で解消するようにしましょう。
たとえば、ママ友とランチへ行ったり、趣味に没頭する時間をつくったり、カウンセラーに話を聞いてもらったりするなどです。
子どものことだけ四六時中考えている状況では、知らず知らずのうちに表情が暗くなり、家庭の雰囲気も悪くなってしまいます。
一方、適度にストレス発散し、「学校に行けなくても元気に生きているだけで十分」と考えていれば、家庭は明るくなります。
自然と子どもの笑顔も多くなり、不登校解決も早くなるのです。
不安な気持ちが出るのは、変化の確認ができないから
そもそも不安な気持ちになるのは、子どもの変化を感じられないからです。新たな経験や学びもなく、同じ毎日が続いているため不安になるのです。
とはいえ、不登校はいきなり解決するものではありません。
- 部屋から出られるようになる
- 家から出られるようになる
- 友達と遊べるようになる
- 学校に興味を持つようになる
- 五月雨登校できるようになる
- 再登校できる
そのため、いきなり不登校解決というゴールを目指すのではなく、まずは次のステップを目指していきましょう。
今部屋に引きこもっている子が、リビングに出てきたら、それだけで解決に向かっていると思えるからです。気持ちも楽になるでしょう。
今何をすべきか考えよう
次のステップにいくために、今やるべきことを考えましょう。たとえば、
- 部屋から出られないのであれば、子どもが安心できる明るいリビングを作る
- 家から出られないのであれば、子どもの興味のあるものを見つけて一緒に外へ出る
- 友達と遊べないのであれば、最初は親が遊び相手となる(次に親せきと遊んだり、友達に来てもらったりする)
次のステップへ向かうことができれば、不登校解決に近づいていくはずです。
本日のまとめ
子どもが不登校で不安に思う気持ちは、別の場所で発散させましょう。
家庭では子どもにプレッシャーを与えることなく、少しずつ次のステップへいけるようサポートを行うことが大切です。
明日ですが、「理科と英語が大幅に点数UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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