子どもが睡眠時間を削って勉強する時は?

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

> 中3息子が受験生として塾の生活が9月から始まり、毎日24:00過ぎに寝て、必死に6:00~6:30起きてます。

> 最近話題の睡眠障害とならないか、成人してからの心に歪みは出ないか物凄く心配です。人生の土台作りのこの年齢で!この生活は問題ないのでしょうか?

> 塾をやめても合格する高校を勧めてますが、本人は上を目指し頑張りたいらしく、塾も自習の日も含めて毎日・・・このまま応援してて良いのでしょうか?

お子さんが勉強を頑張るのは嬉しいものの、勉強しすぎるとそれはそれで不安になると思います。特に睡眠時間を削って勉強する場合、健康に害が出ないか心配になるでしょう。

そこで本日は、子どもが睡眠時間を削って勉強を頑張っている場合の考え方と親のサポート法についてまとめます。

状況によって対応方法が異なるのですが、今回のように理由があって頑張っているのであれば問題ありません。この記事を読むと安心して応援できるようになると思いますよ!

大事なのは勉強する理由が明確かどうか


最初に結論です。今回の相談者の場合、睡眠時間を削って勉強しても全く問題ありません。なぜなら、「上の高校を目指したい」という明確な目標があるからです。

わかりやすくするために、仕事で説明します。例えば、あなたが将来やりたい夢があるとします。その夢を叶えるために、毎日睡眠時間を削って、夜遅くに準備をしているとします。

この場合、気持ちがワクワクしていると思います。すると睡眠時間を削っても、眠くなりません。むしろ「早く準備をしたい」と思い、起きているのが楽しくなるはずです。

子どもも同じで、自分の夢や目標(志望校に合格)を叶えるために睡眠時間を削っている状態であれば、体を壊すことはありません。※もちろんインフルエンザなどにかかることはあります。

1つ心配なのが愛情バロメータのレベル


唯一心配があるとしたら、愛情バロメータのレベルです。というのも、今回の相談者のお子さんは、塾に通っているからです。

夢を叶えるステップとして塾を活用しているなら問題ありません。ただ、家にいたくないという理由で、夜遅くまで塾にいるなら問題です。「上を目指したい」という言い訳を利用しているだけの可能性があります。

どちらのパターンかは、愛情バロメータのレベルで分かります。愛情バロメータが高ければ、子どもは親に嘘をつきません。本当に志望校に行きたいという理由で、勉強をしているのだと思います。

一方、愛情バロメータが低い場合は危険です。嘘をついている可能性があるからです。一度こちらの講座を参考にして、愛情バロメータのレベルをチェックしてみてください。

>>愛情バロメータのレベルをチェック

親は無条件の愛で心をサポートする


愛情バロメータのレベル高い場合、子どもを応援することになると思います。この場合、次の2つのサポートを行うと良いです。

心のサポート

「無理しなくていいからね」「勉強が大変だったら、いつでも志望校を下げていいからね」「お母さんはあなたが元気に生きていてくれたら幸せだからね」

勉強の合間にこういった声をかけてあげてください。そうすれば、子どもの心の支えになるので、子どもは辛くなった時無理せず親に相談できます。

体のサポート


勉強中に、飲み物をもっていったり、丸付けを手伝ってあげたりするのも効果的です。こういった体のサポートをすると、子どもは「お父さんやお母さんも一緒に頑張ってくれている」と感じるからです。

受験は戦争です。一人の力では乗り越えられません。家族みんなで戦っていると感じるだけで、気持ちが楽になります。

本日のまとめ


子どもが夜遅くまで勉強をしている場合、愛情バロメータのレベルと勉強している理由の2つをチェックしてみてください。愛情バロメータが高く、目標をもって勉強をしているなら問題ありません。

よほどのことがない限り、体を壊すこともありませんし、きっと志望校に合格できると思います。もし、どちらかが欠けているなら、無理をして勉強しているか、家にいたくないのが原因の可能性があります。

思春期の子育て講座を使って愛情バロメータを上げましょう。また、私の過去のブログを読み返して、1日も早く明確な志望校を決めましょう。

>>思春期の子育て講座

明日ですが、「私立中学に進学すべきかどうかの判断方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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