先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中3の娘のスマホの使用時間についてです。今は平日1時間半、土日は1時間40分の制限をかけています。
必要に応じて私が時間を伸ばすのですがこれでいいのでしょうか。帰ったら時間を使い切るまで使うのがくせになっているようにみえます。
宿題などをしたらまた伸ばして…という感じです。本人に全てまかせるとスマホ依存になるのではと心配ですが、自分で管理してほしいとも思います。
お子さんのスマホの使用時間は、親として悩みますよね。制限はどのぐらいにするか、守れなかったときどうするか、など考えなければならないことも多いです。
そこで本日は、中学生のスマホルールについて、どのように考えていけばうまくいくかを解説します。
やり方を間違えてしまうと、子どもとの関係が悪くなったり、ルールを決めても全く守れない状況になってしまうので、注意しましょう。
結論!子どもが納得しているなら、問題ない
スマホのルールについては、子どもが納得しているかが重要です。子どもが納得しているなら、相談者さんのように必要に応じて伸ばす形でも問題ないでしょう。
もしも納得していないなら、いつか守れなくなるか無理やり伸ばそうとしてきます。この場合、ルールを変更しなければなりません。
スマホは、他者とつながるツールのひとつです。たとえば、他の子は23時までなのに、自分だけ21時までしか使えないと、子どもは不満でしょう。
学校で、友達との会話についていけなくなることがあるからです。子どもが今のルールに納得しているかを、一度チェックしてみるといいでしょう。
伸ばしてほしいと言ったら?
子どもが今のルールに不満を持っている場合、まずは子どもの希望(何時までがいいのか)を聞きましょう。このとき、親として譲れないラインを伝えることも大切です。
たとえば「深夜1時までスマホをしたい」と言ってきた場合は、昼夜逆転生活になるから許可できないことを伝えましょう。
また、守れなかったらどうするかを事前に決めておくことが大切です。「あなたの健康のために、取り上げるからね」などという取り決めもいいでしょう。
とはいえ、最初から100%は守れなくて当然です。守れないことが続く場合は、再度ルールをどうするかを考え直す必要があるでしょう。
子どもがルールを守れない理由
ルールを決めても子どもが守れない場合、次の3つが原因です。
1つ目は、愛情バロメータが低いからです。嫌いな親とした約束は、守ろうと思えないでしょう。
2つ目は、スマホしかやることがないからです。スマホ以外の楽しみを見つけていきましょう。
3つ目は、子どもが納得していないからです。親子共に納得できるルールへ、改定が必要です。
本日のまとめ
スマホルールを守らせるためには、愛情バロメータを上げること、スマホ以外の楽しみをつくること、子どもがルールに納得していることが大切です。
親子で話し合い、ともに納得するルールを話し合って決めていきましょう。
明日ですが、「子どもの生活リズムが整った成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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