ADHDの子は近年、急激に増えています。ADHDは一つの個性なので、うまく特徴を活かすと社会で活躍することができます。
しかし、特徴を潰すような子育てをしてしまうと学校に行けなくなったり、親に手を出したりするなど、大変な状況になるでしょう。
つまり、親のサポート次第で、将来幸せな人生を送れるようになるかが決まります。思春期の子育てのコツと併せて、ADHDの子どものサポート法を解説しました。
ADHDチェックリスト
はじめに、次の10個の質問のうち、お子さんがいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
- 勉強を始めてもすぐに他のことをしてしまう
- 提出物を頻繁に忘れる
- テストでケアレスミスが多い
- 授業中に友達と話したり立ち歩いたりしてしまう
- 机の中がプリントでグチャグチャ
- 人の話を落ち着いて聞けない
- やりたいことが見つかったらすぐにやり始めてしまう
- カッとなると、自分では止められなくなる
- じっと待つのが苦手
- 相手の返答が遅いとイライラする
当てはまる数が多ければ多いほど、ADHDの傾向が高いと考えていいでしょう。
ADHDの3つの特徴
ADHDの特徴は、3つにわけられます。1つ目は「注意力が少ない」ということです。
忘れ物が多い、机の角で足をぶつけることが多いなどが当てはまります。注意力が散漫であるため、勉強に集中できないケースも少なくありません。
2つ目は「多動性」です。授業中座っていられないのは、まさにこの特徴です。ずっと座っているのがつらいことから、勉強や授業に集中できないケースもあります。
3つ目は「衝動性」です。カッとなると止められなくなったり、やりたいことが見つかったら急にやり始めてしまったりするなどがあります。
私自身、中学生まではカッとなると自分を止められませんでした。
大人になって感情のコントロール法を学んでからは落ち着きましたが、やりたいことが見つかったら急に始めてしまう特徴は続いています。
ADHDの子どもへの子育てのコツ
ADHDの子どもを育てる上で最も大切なのは、この特徴を無理やり抑えようとしないことです。叱ったところで、改善しないからです。
- 机の角に足をぶつけてしまう場合、角にクッションを貼っておく
- 忘れ物が多い場合、親が管理したり先生から事前に連絡をもらうようにする
長時間続けて勉強するのが難しい場合も、30分×2セットや15分×4セットなど、勉強時間を細切れにするのがおすすめです。
本日のまとめ
ADHDの子どもは、「注意力が少ない」「多動性」「衝動性」という3つの特性があります。
これらは叱って改善するものではないので、親がうまくサポートをしていくことで、安定した生活が送れるようになるでしょう。
明日ですが、「中学生のスマホルールはどうすべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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