先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
私立中に通う中3の息子について相談です。息子の通う中学では5日間遅刻をすると遅刻指導があります。
息子は遅刻指導を受けました。それで遅刻をしないように朝1時間早く家を出て学校の近くにあるカラオケに行ってから学校に行くというのですが、こういう場合どう対応した方がいいでしょうか?
遅刻が続くと不登校につながったり、受験に響いたりする可能性があります。そのため、しっかり対策をしていくことが大切です。
そこで今回は、「遅刻対策で早朝カラオケはあり?」について解説しましょう。
根本的な原因を解決しないと、同じ問題が続きます。本日お伝えする内容で、遅刻対策をしっかり行っていきましょう。
毎日カラオケを続けられるのか?
遅刻対策で、毎日カラオケに行くことは可能なのか。何度も続けるのは、正直難しいでしょう。まずは、お金の問題があります。
カラオケに1回行ったら500円から1000円かかるでしょう。仮に1000円かかったとしたら、1ヶ月で20日行けば2万円かかります。
また、毎回友達と一緒に行くとしたら、その友達はいつも来てくれるでしょうか。さすがに、毎日は嫌なはずです。
となると、現実的にこの方法は続けていくのは難しいでしょう。
では、どうしたらいいのか?
基本的には、「遅刻する本当の原因」を改善することが大切です。では、どんな原因があるのか。
まず考えられるのが「愛情バロメータの低下」です。これが低いと、朝起きる気力が出てきません。
結果的に、起きる時間が遅くなります。次に、起立性調節障害など体調面でのトラブルが理由のこともあります。
このように、遅刻には何かしら原因があるので、そこを改善していきましょう。
安定していけるようにする2ステップ
上記を踏まえた上で、子どもが安定して学校に行けるようになるには、次の2ステップを行いましょう。
ステップ1は、愛情バロメータアップです。子どもが喜ぶことや求めていることを、できる限り行いましょう。
ステップ2は、遅刻する理由を解決していきます。朝準備をするのが遅くて遅刻しているなら、準備が遅いことを前提にスケジュールを立てていきましょう。
起立性調節障害なら、一度小児科を受診して薬や漢方などで治らないか聞いてみるといいです。
本日のまとめ
遅刻対策で毎日カラオケに行くのは、お金の問題や継続性を考えると現実的ではありません。まずは、遅刻する根本的な原因を見つけることが大切です。
愛情バロメータを上げ、遅刻する理由を解決していけば改善できます。
明日ですが、「子育てでやりがちなNG行動TOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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