先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の夏休み明けから不登校になった中3男子です。
それまでは大手塾の模試でも偏差値60台を取るほどでしたが、学校の勉強は将来役に立たない、中卒で起業すると言いゲームやスマホばかりいじっています。
またIQ130以上あることも分かっています。このようなタイプの子をやる気にさせる方法が知りたいです。
IQ130以上という、いわゆるギフテッドの子が不登校になってしまうケースは少なくありません。頭が良すぎて、学校の勉強がつまらなく感じてしまうからです。
そこで今回は、「ギフテッドの不登校の子に親ができること」について解説しましょう。
正しく対応すれば、お子さんは将来社会で大きく活躍する可能性を秘めています。間違った対応をすると、引きこもりや無気力につながるため注意しましょう。
高IQの不登校改善ステップ
IQが高い子が不登校になる理由は、学校の勉強がつまらなく感じるからです。では、どう対応すればよいでしょうか。
学校は、勉強だけをする場所ではありません。そのため友達や先生との関わり、部活動など、勉強以外の楽しみを作ることが重要です。
たとえば先生に連絡して、週に1回でも家庭訪問をしてもらいましょう。難しい場合は、親子で一緒に先生に会いに行くのも効果的です。
先生との関係が良くなれば、先生と会うために学校に行きたいと思えます。授業がつまらないなら、部活だけ参加するという方法もありでしょう。
ギフテッドの子の勉強サポート法
IQが高い子は、授業を聞いているだけでテストで高得点が取れます。そのため、家では学校の勉強をしなくても大丈夫なことが多いです。
では、家では何をすればいいのか。基本的には、一番興味がある勉強をさせましょう。プログラミングが好きなら、ずっとプログラミングをしていても構いません。
科学の実験が好きなら、研究ができる場所を作ってあげてください。最低限の宿題はやった上で、それ以外は自由にさせるのがコツです。
好きなことをひたすら勉強することで、その道で才能が開花します。
将来、活躍できるかは親次第
アインシュタインやビル・ゲイツなど、世の中で活躍してきた人の中にはギフテッドの方が多いと言われています。
これは、親が上手に子育てをしたからこそ能力が伸びたのです。つまり、将来活躍できるかは親で決まるとも言えます。
では、どのようにサポートすればいいのか。まずは、愛情バロメータをアップすることです。子どものいいところを伝えて、認めましょう。
次に、苦手なところは親がサポートすることです。無理に克服させようとせず、親のサポートで「なんとかこなせる」ようにしましょう。
最後に、子どもに合う環境を見つけることです。子どもの力を上手に伸ばしてくれる先生や環境があれば、才能はぐんぐん伸びていきます。
本日のまとめ
ギフテッドの子が不登校になったときは、まず学校で勉強以外の楽しみを作ることから始めましょう。勉強については、好きなことに集中させるのがコツです。
愛情バロメータを上げ、苦手な分野をサポートし、子どもに合う環境を見つけることで、将来大きく活躍する可能性が広がります。
明日ですが、「スマホ依存、暴言、不登校が改善!学年3位もとった事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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