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先日こちらの記事に書いたのですが、
廣岡先生主催の食事会の時、
名古屋でトワイライトスクールを運営されている
林先生と言う方とお話ししました。
>>廣岡先生主催の食事会の記事はこちら
林先生が行っている、
「モンスタークエストという勉強法」がとてもすごいので、
今回林先生の取り組みを取材してきました。
モンスタークエストとは何か?
そもそもモンスタークエストとは何かというと、林先生が開発された21世紀の学習プログラムです。
どういった仕組みなのかと言うと、
まず子どもたちは宿題をやります。
すると必ずわからないところが出てくると思います。
ここにモンスターのシールを貼ります。
その後、
お互いに教え合うという時間を取ります。
例えばA君が(1)の問題がわからないとして、
ここにモンスターシールを貼ったとします。
それを見たB君が、
「(1)の問題はこうやって解くんだよ」
と言ってA君に教えてあげたとします。
その結果A君は(1)の問題が
できるようになったとします。
つまりモンスターを倒したわけです。
するとA君は、
そのモンスターのシールをゲットできます。
また教えたB君はA君から、
お礼のシールをもらいます。
わからない問題ができるようになった子も、
わからず悩んでいる友達を助けてあげた子も、
お互いにシールをもらえます。
そしてシールがいくつか溜まると、
それが他のもの(新しいモンスターシールなど)と
交換することができます。
モンスタークエストの何がすごいのか?
この仕組みって、何がすごいかわかりますか?
実は2つすごいところがあります。
1.勉強へのやる気アップ
当たり前ですが、子供はシールがもらえるのがうれしいので、
頑張って勉強するようになります。
シールを集めるという行為は、
「人間はコレクションが好き」
という心理にマッチするので、
シールを全て集めない限り、
子供はエンドレスに勉強を続けます。
2.友達に教える気持ちを作ることができる
私が一番すごいと思ったのはこれです。モンスタークエストは人に教えることでも
ポイントをもらうことができます。
つまり子どもたちは自らの意志で、
友達に教えてあげるという行動を
取るようになるわけです。
実はこれ、本当にすごいです。
私も教師をやっていた人間なのでわかるのですが、
誰かに物を教えるという行為は、良いことだらけです。
まず教えた本人は深い知識になります。
人はアウトプットすることで知識になるので、
教えれば教えるほどその子の学力は伸びます。
次に人間関係が養われます。
今の子どもたちと言うのは
普段ゲームばかりしているので、
コミュニケーション力がかなり低いです。
モンスタークエストを使って、
友達に物事を教えるという中で、
子どもたちはコミュニケーション力を
養うことができるわけです。
人は他人に教えることを嫌います
こういったメリットがたくさんあるのですが、なぜか人間と言うのは他人の教えることが苦手です。
おそらく間違っていたら申し訳ないとか、
人に教えてその子の成績が伸びるのが嫌だとか
そういった心理からだと思うのですが、
本当に教え合いの授業を作るのは難しいです。
モンスタークエストを使う一番のメリットは、
自然にこの形を作ることができる事だと思います。
あと10年もすれば、
日本中の小学校で行われる仕組みになると思いますので、
もし興味のある方は、
一度林先生に問い合わせをしてみてください。
※できれば学校やフリースクールなどの
組織で活用されると効果的だと思います。
>>モンスタークエストの公式ホームページ
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