← 道山はいま何位?
先日こんな相談をいただきました。
※プライバシー保護の関係で
一部内容を修正しております。
いつも第道山先生のお話を拝読しています。
積もり積もった娘の話の着陸場がわからず、
この場を思い出しました!宜しくお願いします。
以下娘からのメールです。
「学年主任で社会科担当の男の先生の事なのですが、
チャイムがなり今日はここまで」と言ったので、
教科書等を鞄にしまいました。
すると「誰が終わりって言った!」と言われ、
私だけ怒られました。
それ以外にも、私だけ指差して、
勝手にスケベ呼ばわりされたり、
女子に一人一人、指差しながら、
「お前は、ブス、お前もブス…」と授業中に言い出したり、
「世の中では、女の人が差別されているから
ここでは男子を差別する」と言い、
男子にだけやたらにデコピンをしています。
なので、
「やめた方がいいと思います」と私が言うと
「お前は、口出すな」と言われました。
私自身同じ立場の人間として、こういったことが
あること自体、本当に申し訳なく思うのですが、
現実問題起こる可能性があることだと思います。
私なりの対応方法を解説します。
学校にクレームを言う前にすべきこと
まず最初にしてほしいのは、事実確認をすることです。
もし今回相談を下さった方の話が本当なら、
これはかなり大きな問題だと思います。
だからこそいきなりクレームを言うのではなく、
まずはきちんと状況を確認しましょう。
もし間違っていた事実なのに学校にクレームを言ってしまうと、
今後モンスターピアレントだと
認識されてしまう可能性があります。
ですので、
- 1.子どもに再度流れを説明してもらう
- 2.ママ友経由で他の子にも聞いてもらう
きちんと事実を確認した後で
こちらが学校に問い合わせをした方が、
こちらとしても冷静に話ができます。
また後ほど、法的手段を取ることになったとしても、
その時の手続きがスムーズにいきます。
ですので必ずこのステップをやりましょう。
学校で話し合いをしてもらう方法
次にやってほしいのは、
学校に連絡を取って話し合いの場を
作ってもらうことです。
よく電話で解決しようとする方がいるのですが、
これは絶対にやめてください。
電話だとお互いにつじつまが合わなかったり、
約束事をメモに書き留めたりできません。
学校に連絡をして、
- 当事者の先生
- 学年主任or教頭先生
- 子供
- 保護者
クレームを言うのではなく冷静に話し合う
自分の子どもが被害にあっていると
やはり親としてはかっとなる部分があると思います。
ただここは大人の対応をした方が良いです。
まずは冷静に、
子供と当事者の先生の2人から、
事情を説明してもらうようにしましょう。
またもし他の子どもも同じことを言っていたら、
その子にも同席してもらうと良いです。
先生と子供一人の場合、相手の先生の口が上手いと、
上手くごまかされてしまうことがあります。
こうなってしまっては良くないので、
できれば他の子にも同席してもらうと良いと思います。
事実確認をした後は、
- 今後同じことが起こらないように約束をする
- 場合によっては警察や教育委員会に連絡をする
いきなり教育委員会に連絡をすべきか?
いきなり教育委員会に連絡をした方が良いのでは?
という相談もいただくのですが
これはあまりお勧めできません。
なぜなら教育委員会は事実がわからないので、
結局学校との話し合いになるからです。
教育委員会に相談をするときは、
学校に相談しても対応してもらえなかったとき
だけにするのが良いです。
またさすがに
このケースは少ないと思うのですが、
学校や教育委員会が事実を隠そうとする
ケースもあるかもしれません。
もしそうなった場合は、
もう弁護士を立てて裁判をするとか
そういったレベルの話になってくるので、
専門家に力を借りるようにしてください。
モンスターピアレントにならない方法
よく学校にクレームを言うと、
モンスターピアレントと言われそうで嫌です。
という相談もいただくのですが、
これは伝え方の問題です。
ただ浸すら何時間もクレームを言うために
学校に電話や足を運ぶ事をしていたら、
モンスターピアレントと言われても仕方がないです。
※これは幼い子供がする対応と同じなので。
イライラする気持ちはわかりますが、冷静に事実確認をして、
冷静に今後同じ問題が起こらないように
対応を取っていけばモンスターピアレントと
言われることはまずないです。
またその対応を見ている子どもとしても、
「何か問題が起きたときはこういう対応をしよう」
と親の姿を見て学ぶことができます。
ですので、
イライラをぶつけるのではなく、
冷静に同じ問題が起こらないように、
連絡をするように意識をしてみてください。
問題が起こった時は、
考え方次第では成長するチャンスとなります。
上記のステップで一度学校と話し合いをしてみてください。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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