↑ 道山はいま何位?
先日こんな相談をいただきました。
※プライバシー保護の関係で、
内容を一部変更しております。
父親は娘に、
「将来は何になりたいんだ?」
「どんな仕事をしたいんだ?」
とよく聞いていますが、
娘はそれに対してうまく返答ができず
父親は「将来のビジョンがなさすぎる」
「そんなことじゃ、ろくな人間にならない!」
と罵倒してます。
また主人は、自分がよいと思う道を
押し付けようとするところがあります。
例えば、
「英語さえやっていれば一流企業に就職できる。
その結果良い出会いがあり、いい結婚生活が保障されるんだ。」
と娘に言ってみたり。
正論ではあると思いますが、
偏った考え方ではないでしょうか?
お母さんから頂いた相談なのですが、
確かに旦那様が言うように、
将来のビジョンを持つことができたら、
人生はかなりスムーズにいきます。
ただ現実として、
「今の時点ではビジョンなんてわからない」
という中学生がほとんどです。
ではどうしたら良いのか?
将来のビジョンについて私なりの意見を
まとめようと思います。
明確になりたい夢を見つける必要はない
そもそも私自身、今行っている仕事をしたい!
という明確な夢が見つかったのは、
教員を始めて1年たった時期です。
高校生から大学生くらいまでは、
「将来子どもとかかわれる仕事に就きたい」
という漠然な夢しかありませんでした。
その結果教員を目指すことになりました。
いざ教師になってみると、
- 不登校や非行の本当の原因は親子関係
- ただ教師と言う立場ではこれが伝えられない
- 学校で教えられないことで大事なことがたくさんある
- ただ今の学校のカリキュラムではそれを教えられない
そして今の仕事をするというビジョンが
見えてきたわけです。
だから中学生の時点で、
- 将来は●●という仕事に就いて、
- ●歳で結婚をして
- ●人家族を創り●●に住む
見つけられるわけがないのです。
今の時点でやりたいことに全力でぶつかる
ではどうすべきかと言うと、
私が思うに中学生の段階では、
「今の時点でやりたいと思うこと」に
全力でぶつかるしかありません。
例えば部活のハンドボールが大好きなら、
まずはそれを全力ですればよいのです。
今やりたいと思うことを全力でしていけば、
将来必ずやりたいことが見えてくると思います。
もちろん今回の相談者の方が言うように、
できるだけ早い段階で、
将来のビジョンを見つけることができたら、
人生は本当にスムーズに進みます。
だからそのために、
「できるだけたくさんの経験をさせる」
と言うことが大事です。
- 海外に行ってみる
- 興味がある習い事を始めてみる
- たくさんの本を読んでみる
何でも良いので、
新しい経験をたくさん積ませることが、
将来のビジョンを見つける手掛かりになります。
夢がないなら普通科に行こう
夢がない場合高校はどうしたら良いのか?
というと、まずは普通科に行くようにしましょう。
普通科に行けば、高校3年間の間で、
将来のビジョンを見つけるための経験を積む時間を
作ることができます。
※もちろん高校3年間だけで見つかる子も少ないですが。
夢やビジョンがない段階で、とりあえず就職すべきだと考え、
専門家に進むよりも、将来夢が見つかった時に、
スムーズにその道に進むことができるよう、
普通科に進み勉強を頑張るのが良いです。
まとめると、
ステップ1 将来のビジョンを見つけるために経験を積む
ステップ2 見つからなかったら普通科高校に進む
という2つをしっかり意識して、
日々生活していくと良いと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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