子どもが汚い字を書く原因と改善法

字を書く

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

息子の字が汚くて悩んでいます。小学校低学年の頃から担任の先生に言われていたのですが、中学になってから更に字が汚くなりました。

注意はしますが丁寧に書いてくれません。内申点も悪くなったり、当日の試験でも合ってる答えもバツになりそうです。

どうすればいいですか?

子どもの字が汚いとテストで点を落としたり、将来的にも印象が悪くなるのではないかと、親としては悩みますよね。

そこで本日は、雑に字を書いてしまう原因と改善方法をお伝えします。実はあることをさせるだけで、子ども自ら「上手に書きたい」と思わせることができます。

テストでもったいないミスを減らすこともできて、成績が上がったり、先生からの印象も良くすることができるはずです。

考えられる2つの原因

悩みのない中学生

子どもが汚い字を書く原因として、2つのことが考えられます。1つ目は、悩んでいないからです。

「これからの時代はパソコンやスマホだし、内申点が下がることも悩んでいない

という子どもであれば、改善しようという気持ちは出てこないでしょう。2つ目は、メリットがないからです。

字をきれいに書くことでいいことがあったという経験がないと、きれいに書きたいという気持ちも起こらないでしょう。

字が汚くなるデメリットを作ろう

ご褒美

まずは、字が汚いことのデメリットを感じさせましょう。字が汚いことが悩みになれば、改善しようと努力できるからです。

そのためには、勉強のやる気を引き出す「ごほうび作戦」を使うといいでしょう。親子で、テストの目標と達成したときのごほうびを決めるのです。

このときに、字が汚いせいで目標点数に届かなかった場合、「次は字でミスしないように気を付けよう」と子どもなりに頑張れるからです。

こういった失敗経験をあえてさせ、自ら学ぶ機会を作ることが大切でしょう。

それでも綺麗にならないときは?

失敗する

字が汚くても目標の点数を達成したり、字が汚いことのデメリットを与えたのに改善しようとしないこともあるかもしれません。

このときは、子ども自身が改善しようと思うまで待ってあげることが大切です。

高校受験で字が汚くて、失敗をすることになるかもしれません。しかし、こういった経験から「もう二度と同じ失敗はしない」と決意するはずです。

ただし、世界の流れを見ると、字を自分で書く機会は減りつつあります。ロボット化が進んでいるからです。

字を書く専門家を目指す場合でなければ、字のきれいさはそれほど気にしなくてもいいと個人的には思います。

本日のまとめ

字を書く

子どもが汚い字を書く原因は、悩んでいないから、メリットがないから、この2つです。

「字をきれいに書きたい」という意識を持たせるためには、字が汚くて損をする経験をさせるといいでしょう。

「きれいに書こう」という意識をもって書いていれば、字が汚いことが理由で減点されることはありません。

明日ですが、「不登校の子に親ができる3つのこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子どもが汚い字を書く原因と改善法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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